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佐伯幸太郎の美女と美食三昧「クレイジーホースでクレイジーな夜に、発射できないなんて!」 Posted on 2017/05/07 佐伯 幸太郎 ライター パリ

パリのストリップキャバレーといえばご存じ、ムーランルージュは超有名。豪華で華やか、まさに世界最高のナイトクラブだね。シャンゼリゼ大通りに面したリドも人気がある。エキゾチックが売りでセクシーだ。

でも、佐伯幸太郎の一番のおすすめは、なんといっても天下のクレイジーホース! 行ったことありますかぁ? ムーランとリドは豪華絢爛、でも、クレイジーホースは知性の塊です。ダンサーの質もフランス一。
俺ってさ、エッチだけど、国立大学出だし、だから、知性がないとダメなんすよ。あはは、疑ってる? 
免許証見せようか?
 

佐伯幸太郎の美女と美食三昧「クレイジーホースでクレイジーな夜に、発射できないなんて!」

ダンサーはみんな一流モデル並みだし、何より踊りがソリッド、演出の芸術性も高い。芸術雑誌から取材を受けるほどのクオリティとセンスは抜群。これはマジです。
で、今日は東京からやってきた茜美鈴ちゃん、20歳がお相手。
どうしてもクレイジーホース行きたいっちゅうんでさ、エスコートすることになった。
やっぱ、金髪に飽きたちゃったからね、大和なでしこ最高っす。パリジェンヌはちょっと気位高いから、回帰するところは日本の女の子だね。おとなしいし、素直だし、手がちっちゃい、きゃ~わいい~。うふふ。いいね、いいね。
え? どこでナンパしたかって? えへへ、教えない。銀座とかじゃないよ。勉強会。
 

佐伯幸太郎の美女と美食三昧「クレイジーホースでクレイジーな夜に、発射できないなんて!」

クレイジーホース行く前に、アルママルソーの老舗ビストロ、Chez Francisで軽く食べてから行くことに。
な、なんと茜美鈴ちゃん、着物で登場した。
ぎょぎょぎょ、出た~。フランスに来ると着物で勝負したがる日本女子!!! 
とにかく着物姿は目立つんだよね。レストランでも、通りでも、みんなが振り返る。
男性よりも女性の方が振り返る。
 

佐伯幸太郎の美女と美食三昧「クレイジーホースでクレイジーな夜に、発射できないなんて!」

8時15分からの回に席を予約していたので、手をつないでクレイジーホースにいざ出撃。なんか同伴みたい?

料金は二人で250ユーロ。シャンパンが1本付いていた。どこでシャンパン飲んでも70ユーロくらいはするからね、ま、妥当な値段かな。
自由席なんだね、並んだ方がいいですよ。俺らはぐずぐずしていたから、ちょっと後ろの席になっちゃった。でも、柱の陰で、いちゃいちゃし放題。うふふ、ちょっと興奮気味のコータローです。
 

佐伯幸太郎の美女と美食三昧「クレイジーホースでクレイジーな夜に、発射できないなんて!」

「素敵、おじさま、ダンサーがきれい。ライティングもめっちゃきれい。うっとりする。来てよかったわ」ステージの上ではスタイルのいいお姉さんたちがおっぱいさらけ出して踊っているし、横では着物姿の茜美鈴ちゃんが…、ウハウハや。いや~、天国のような今日この頃です。
それにしても客層が凄いっす。半分が若い女性たちなんだからね。しかも女性グループが目立つ。黄色い声援も飛んだりする。宝塚? まさに茜美鈴もそういうノリ。周囲にいるアメリカ人の女性グループと盛り上がりはじめた茜美鈴。英語が上手だ~。

クレイジーホースって女性受けが凄いんです。アジア人のおやじ客が少ない。意外と白人のキャリア女性が多いね。でも、ダンスは本当に上手だ。時々、このエロおやじがエロを放棄しそうになってステージ見入ってる瞬間がある。最大級の誉め言葉なんだけどなぁ。
パリのナイトクラブなら、クレイジーホースがダントツおすすめです!
 

佐伯幸太郎の美女と美食三昧「クレイジーホースでクレイジーな夜に、発射できないなんて!」

© RiccardoTinelli@Glamazones

 
俺はトイレに立つふりして、こっそりブッキングドットコムにメール、この周辺で空いてる部屋探し。うふふ、いつものパターンだね。いいね、いいね。
今日は着物美人とレッツゴー! 果たしてショーは閉幕し、割れんばかりの拍手。俺たちは手をつないで外へと出た。目の前がエッフェル塔なんだよ。キラキラ輝いているし。二人の前途を祝福するみたい。
ああ、美しい。茜ちゃん、君はかわいい。茜美鈴ちゃんの背後から忍び寄る変態おやじ。はい、それはあたいのことです! すいません!

と、その時、「ハーイ、アカネ!」声がしたので振り返ると、隣にいたアメリカ人女性じゃないか。二人は流暢な英語で話しはじめた。見つめ合っている? なぬ?

「あの、おじさま。私ちょっとこの子とデートすることになったの。その、若い者同士で夜遊びすることに。やっぱり、フランスってアムールの国だから、いろいろと経験してみます。今日はごちそうになりました。また、銀座に来る時にはうちのお店をご贔屓に」
 

佐伯幸太郎の美女と美食三昧「クレイジーホースでクレイジーな夜に、発射できないなんて!」

え? ブッキング~。同伴じゃねぇのかよ。
 

Posted by 佐伯 幸太郎

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Kotaro Saeki
ライター。渡欧25年のベテラン異邦人。ワインの輸入業からはじまり、旅行代理店勤務、某有名ホテルの広報を得て、現在はフリーランスのライター。妻子持ちだが、美しい女性と冒険には目がない。モットー、滅びゆくその瞬間まで欲深く。