JINSEI STORIES

ホワイトアスパラごはんの牛肉丼ぶり Posted on 2025/04/26 辻 仁成 作家 パリ

田舎といっても、フランスの田舎は都会よりもセンスがいい。
なのに、自然が隣同士に存在するので、ぼくには居心地がいい。
100歳まで生きたいとは思わないけれど、この命に感謝をしながら、地味だけれど、コツコツと毎日を丁寧に乗り越えていこうと思っている。
今日は、美しい鳥さんと会ったり、
不思議な光景に出会ったり、
友だちの画家のアトリエに招かれたり、
美しい騎馬隊とすれ違ったり、
秋の個展の絵を仕上げたり、
ご飯を作ったり、
三四郎とじゃれたり、
しかも、夕陽がこの世のものとは思えないし、笑・・・
田舎生活、充実しているのだった。
このまま、少しずつ、年を取っていくのだろう。
本当に、なんにも見せびらかすような立派なものはないのだけれど、一つ一つのセンスがいい、フランスは都会より、絶対田舎がおすすめ、と毎日思う父ちゃんなのでした。

ホワイトアスパラごはんの牛肉丼ぶり

ホワイトアスパラごはんの牛肉丼ぶり

ホワイトアスパラごはんの牛肉丼ぶり

ホワイトアスパラごはんの牛肉丼ぶり

ホワイトアスパラごはんの牛肉丼ぶり

ホワイトアスパラごはんの牛肉丼ぶり



さて、今日は昨日の残りのホワイトアスパラがあったので、鍋でアスパラご飯を作り、肉を焼いて、アスパラ&ステーキ丼を作ったので、ご紹介したい。
作り方とえらそうに言えるようなレシピではないが、どうぞ。

まず、鍋でご飯を炊く前に、お米、浸水しときましょ。
お米の浸水をすると、お米に芯が残りにくくなるよ。
だいたい1時間程度、浸水をしたりましょう。
お米に対する水の量は、1合に対して200cc程度(調味料を含む)。
調味料は醤油、みりん、酒、しろだし、で十分。
あと、生姜がいい仕事をするので、これは、ご自由に。ぼくはこっそり、塩昆布もいれたりするよ。
鍋に、上記のものを、いれて、火をつけるよ。
鍋に軽く蓋をして、ブクブク沸騰するまで強火で炊く・・・で、沸騰したら、弱火にして10分・・・。
さらに火を消して、5分ほど、蒸らす、(10分でもいいけれど)、完成。ま、目安。
(高度なテクニックとしては、弱火にして10分のあと、一瞬、強火にして、おこげを作る方法もあるけれど、初心者はやめときましょうかね、笑)
ただ、よーく様子みながら、最初は、失敗しないように、目を離さないで、炊こうね。
白アスパラは、表面の筋が硬いので、(昨日も言ったように)しっかりと皮を削りとってから、好きな形にカットして、鍋の中にいれる。写真みたいに。
土鍋でやる場合は、お米の浸水は別の容器でやった方がいい。土鍋で浸水をやると、土鍋に罅が入る場合があるらしい、ぼくの母ちゃんが言っていた。
炊き上がったら、1合に対して5~10g程度のバターをいれて、素早く混ぜて、他の準備をしているあいだだけ、蓋をしておこうね。
バターの風味がまわるんだよー。

ホワイトアスパラごはんの牛肉丼ぶり

ホワイトアスパラごはんの牛肉丼ぶり



お肉は、ステーキ肉でいいので、軽く塩胡椒をして焼くだけ。
硬く焼きすぎると、ダメだよ。中がほんのりロゼ色になるように焼こう。
焼いたら、アルミホイルに包んで休ませることで、味がさらにおいしくなるよ。
切る瞬間、お祈りをすると、さらに、成功率が高まるよ。
「お肉、おいしくなりますよーに、神様~」

ホワイトアスパラごはんの牛肉丼ぶり

※ 祈りが通じたよ。

ということで、白アスパラご飯が炊けたら、器に盛って、上にステーキを載せて、バターを写真のようにちょこっと、載せちゃう。うひゃあ。
そして、山椒をたっぷりとかけるんだよ。これが、最高なんだ。
もう、たまらないぞー。
ボナペティ!!!

ホワイトアスパラごはんの牛肉丼ぶり

ホワイトアスパラごはんの牛肉丼ぶり



つづく。

今日も読んでくれてありがとうございます。
夏にツジビルが手伝ってくれて、小さなシークレットライブを関東と関西でやることになったので、バタバタ、練習がスタートしました。お馴染み天才トランペッターのユン君がサポートしてれますよ。ま、シークレットライブなので、関係ないかもしれませんが、やっぱり、ぼくは、歌いたい。引退したので、シークレットで、やります。えへへ。ぼくがぼくを維持するために、目標が出来ると、がんばれそう。夏はちょっとバタバタしますね。田舎暮らしとは対照的になりそうで、今から楽しみです。

ホワイトアスパラごはんの牛肉丼ぶり

ホワイトアスパラごはんの牛肉丼ぶり



※ ツジビルでは夢を共有できる村人を募集しています。イベント情報などは、ツジビルで収集してください。次のラジオは、5月5日を予定しております。

TSUJI VILLE
自分流×帝京大学

ホワイトアスパラごはんの牛肉丼ぶり

そして、父ちゃんの日仏展覧会最新情報です。
・2025年、5月15日から、パリのグループ展に立体作品を一つ発表します。会期は5月15日~6月中旬くらいまで、一か月、パリ、マレ地区の画廊20THORIGNY。
・7月9日から日本橋三越本店、コンテンポラリーギャラリーで、2週間、個展「LE VISITEUR TOKYO」開催。
・7月23日から、岡山天満屋本店で、6日間、「LE VISITEUR OKAYAMA」開催。
・10月13日から、パリ、20THORIGNY画廊で、2週間、個展開催。
・2026年、1月15日~3月15日くらいまで、二か月、パリ、日動画廊にて、グループ展に5作品展示予定。(詳細は決まり次第、発表します)