JINSEI STORIES
フランス風お好み焼き!これはやばい。フランス人の発想に驚くの巻 Posted on 2025/04/15 辻 仁成 作家 パリ
「辻さん、なんで、フランスの田舎なんかで暮らしてるんすか? 不便でしょうに?」
と日本の知り合いから、ラインが届いた。
確かに、不便なのだけれど、ゆっくりと生きることが出来るし、ストレス抱えなくていいので、田舎は、フランスに限らず、すごくいいと思っている。
それに、フランスの田舎のカラーがすっごくぼくにはあうのだ。
今朝、撮影したこちらの写真御覧いただきたい。
フランスカラー、最高でしょ?
この色合いがね、やっぱり、絵ハガキの中にいるようで、素晴らしいのである。
ということで、今日の献立のアイデアは・・・。
フランス人の犬友のお嬢さんから教わったよ。
TikTokで最近流行っているらしい、ズッキーニのブリニの作り方を習ったので、真似してやってみたのだけれど、あまりに、お好み焼きにそっくりだったので、今日は、驚きの「フランス風お好み焼き」編として、ご紹介させて頂きたーい。
これが、なんと、ズッキーニを写真のようなチーズおろし器で、しりしりすりすり、スライスするのである。
いいですかな、ここまで?
そしたら、料理用のふきんの中にそれを入れて、丸めてぎゅっと絞って、水気を落とす。
いいですね、ここまで?
あとはボウルにいれて、卵と小麦粉をくわえ、まじで、お好み焼きの要領で、混ぜ混ぜし、フライパンで焼くんですが、これ、どう見ても、お好み焼きじゃない?
で、犬友の娘さんに、「日本のお好み焼き、知ってるの?」と訊いたら、知らないって、笑。
ま、いいか。
で、特製のディップをつくって、それを載せるんだけれど、
ディップの材料はこちら、
クリームチーズ大2、
レモン半分、
紫玉ねぎ大1、
ディル大2、
塩コショウ
分量は目安で、お好きな量でよし。
これを焼きあがったズッキーニ焼きの上にたっぷりのせて、上に、サーモンの燻製をちょこっと添えて、残ったディル、とか飾ったら、はい、完成!
こ、これが、めっちゃ、美味しいのよ。
ズッキーニという発想がなかったわ~、素晴らしい、フランス人天才。
で、ほんなら、お好み焼きにしてみたら、どうなるんかな、と思うじゃないですか?
そこで、ついでだから、タコ焼きソースとマヨネーズがあったので、鰹節ふりかけて、和風お好み焼き風にして齧りついてみたら、おおお~、普通に最高なのだ!
キャベツじゃなく、ズッキーニのお好み焼き、あり、だよ。
やってみて、似てるけれど、フランスっぽい、というか、美味しいよー。
美味しいに国境はないね。
ボナペティ!
つづく
今日も読んでくれてありがとうございます。
毎日、「美味しい献立発想」がいろいろと登場してきますね。なんでも、犬友の娘さんは、TikTokでこのやり方を知って、自分でアレンジをした、らしい。逆に、日本のお好み焼きの写真を送ってあげたので、今度やってみます、というお返事でした。ま、ズッキーニっていう発想がなかったので、あんまりに美味しかったから、試さない手はないと思いましてね・・・。世界は広いね。フランス風お好み焼き、お試しあれ!!!
※ はー、ぼくなんか、もらえないもん!
父ちゃんの展覧会について、最新情報です。
・2025年、5月15日から、パリのグループ展に立体作品を一つ発表します。会期は5月15日~6月中旬くらいまで、パリ、マレ地区の画廊20THORIGNY。
・7月9日から日本橋三越本店、コンテンポラリーギャラリーで、2週間、個展「LEVISITEUR TOKYO」開催。
・7月23日から、岡山天満屋本店で、1週間、「LE VISITEUR OKAYAMA」開催。
・10月13日から、パリ、20THORIGNY画廊で、2週間、個展開催。
・2026年、1月15日~3月15日くらいまで、パリ、日動画廊にて、グループ展に、5作品展示予定。(詳細は決まり次第、発表します)
ここまで、だいたいですが決まっています。その後も、2027年まで、決まっていますが、ちょっと早いので、また、こんど・・・。
父ちゃんの生放送ラジオは、本日、15日、日本時間22時からです。朗読とか、やります。詳しくはTSUJIVILLEから
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