JINSEI STORIES
フランスにおける握り飯の位置にある国民食、ジャンボン・ブール! Posted on 2025/03/27 辻 仁成 作家 パリ
5月中旬から、パリの画廊で、初のグループ展に参加することになった。
しかも、油絵ではなく、初の立体作品になる。
けっこう、でかい。
立体、面白い。
いま、仲間たちとアトリエをDIYしているので、自分の中に、立体とか彫刻とかへの関心が高かったことに、気が付いた。あはは。
人生を余すところなく、遊ぶ、男であった。
ということで、創作に没頭していると、腹が減る。
日本だったら、握り飯でも食べて、空腹をしのぐところだが、ここはおフランスはおパリなのだ。
フランスにおける握り飯的な位置にある、ジャンボン・ブール(日本にはない発音で、ブールと言うと、100%フランスでは通じない。ブァー、とは、ヴェアーとか、言葉は難しい。仕方ないので、ブール、と表記しておく。あ、ジャンボン・ブー。と発音すると、通じると思う。高木ブーのブーでいい)を作って、空腹を満たし、作業に戻った。
ということで、今日は、フランスの国民的なサンド、ジャンボン・ブールを一緒に作ってみましょうかね。(作るほどのものじゃないけれど、・・・)
※ この立体作品、完成したら、びっくりするような作品になるんだよー。ほんとだよー。楽しみにしておいてね、5月中旬から、6月中旬まで、マレ地区で。
※ これが、ジャンボン・ブールである。高木ブーさん、大好き。
要は、バゲットに切り目をいれて、開き、そこにけっこう厚めのバターを塗って(もしくは敷き詰めて)、そこにハムを載せて、挟んで食べるだけのもの。
塩握りのすばらしさを、外国人がわからないように、ジャンボン・ブールの凄さが、日本人にはいまいちわかりにくいかもしれない。
え? 辻さん、ハムバゲットサンド? でしょ?
そうなんだけれど、これが、フランスのバゲットの皮パリなやつで、食べると、おおお、こうなるんかい、といううまさなのだ。
ほんとうです。
だまされたと思って、パリに着いたら、パン屋で、「ジャンボン・ブールください」と言って、齧りながら歩いてみてほしい。
人生、変わります。
笑。
ということで、野菜のスープとフリゼのサラダを添えて、腹ごしらえをした父ちゃんなのであった。
このジャンボン・ブールだが、DSの記者さんが、「ジャンボン・ブール」の取材をしたので、その記事をあわせて、読んでもらえれば、その凄さが伝わるかもしれない。
ここに、URLを張り付けおきます。
☟
https://www.designstoriesinc.com/europe/jambon-beurre/
つづく。
今日も読んでくれてありがとうございます。
パリでの活動が長いので、文学も、アートも、けっこう、深く、その世界に入り込んできた感じを受けます。コツコツ、やってきた甲斐があったのかもね。小説も動きが出てきたし、アートの方はマジで仲間が増えて、秋の個展が楽しみなりましたなー。3年先まで、実は、パリは個展が決まっています(日本は未定です。来年はないかもしれないです)。だいたい、毎回、パリでは、秋に開催する予定でいますので、フランス旅行を計画の皆さん、なんとなく、10月に旅程の設定お願いします。父ちゃんのかっちょいい年の取り方、みてほしいんですよねー、えへへ。しょってるねーーーー。
【お知らせ、まとめ】
1,エッセイ集「犬と生きる」好評発売中。マガジンハウス刊
2、ラジオ・ツジビル生放送、月3回、次回は、25日、日本時間、22時スタート
3,引退ライブ公演のDVD記念ボックス:
https://tunagate.com/community/vlKQvE5b/products/21
4,個展「LE VISITEUR TOKYO」、三越日本橋本店、2025年7月9日(水)~21日(月)詳細は、6月ごろに三越のHPにて発表。
5,個展「LE VISITEUR OKAYAMA」、岡山天満屋:2025年7月23日(水)~28日(月)
6、サティとラベルの曲を演奏しながら、これまでの作品をも鑑賞できるYouTube
7,パリ個展「LE VISITEUR PARIS」、ギャラリー、20THORINY。10月中旬からだいたい2週間、予定。まもなく、発表します。
8,引退公演「大阪フェスティバルホール」ライブ配信、全プラットホームにて。