JINSEI STORIES
フランスごはん日記「香りがすごい、ブラウンマッシュルームの生パスタという日曜日でした」 Posted on 2025/01/27
某月某日、ずっと雨が続いている。
日曜日だが、仕事があり、パリに戻って、お腹がすいたので、商店街まで昼食と夕食の材料を買いに出かけたのだった。
昼は一人だけれど、夜、またまた、息子が遊びに来るので、ま、今は頻繁に会うようにしているのである。
出来ることは、美味しいご飯を作ってやることくらい、だから、ね。
と、その前に、ランチは、小説執筆などの合間に、一人飯なのだった。
買い物をしながら、だいたい、食事の献立を考えるのが、父ちゃんスタイル。
夜は、イカ飯にしてやろうかな、と思った。美味しそうなイカが売っていたからだ。ランチには、ブラウンマッシュルームの大きなのを見つけたので、パスタにすることにした。またか、あはは。
というのは、生パスタの美味しいのが目に留まったので、ブラウンマッシュルームと結び着いたのだ。肉がちょっと入ると、うまみが出るなあ、と思い、お肉のコーナーを覗くと、100gくらいの仔牛肉があった。
フランス人は、仔牛肉とか、子羊肉の消費が多いので、安く手に入る。日本だと通販で仔牛が買えるようだったが、恐ろしく高かった。これじゃあ、仔牛は流行らないよな、と思った。
そのかわり、日本は鶏肉がおいしいので、鶏の胸肉とかでやってもらいたい。
生のパスタは、タリアテッレでもタリオリーニでも、大丈夫。日本でも、スーパーで時々、生パスタを見かける。
試してもらいたい。食感が全然違うので、乾麺に飽きたら、いい気分転換に。
ということで、ランチのブラウンマッシュルームのパスタの材料はこちら。
仔牛(または鳥胸肉)のひき肉、100gくらい、適当に、多くてもいいです。
ブラウンマッシュルーム、好きなだけ
エシャロット、
にんにく、
パセリ、
生クリーム、
パルメジャーノチーズ
ペコリーノロマーノチーズなど、
唐辛子、
などなど
かな・・・。
で、フランスって、牛ひき肉は売っているのだけれど、鳥、豚、などのひき肉はめったにない、というか、まず、無い。
牛ひき肉は目の前でひいてくれるので、他の菌を持った肉と一緒に、ひけないのかも。生食をするのでね、こっちの皆さんは・・・。
だからだと思うのだけれど、豚ひき肉、鶏ひき肉は、アジア系のスーパーに行かないと買えないのだ。
ぼくは、パン切り包丁を使って(今日はトマト切り包丁)、ひき肉にする。パン切包丁は、繊維をカットして、ぐちゃぐちゃにしてくれるので、独特のひき肉感になって、ちょうどよいのである。
鳥の胸肉や、ささみ肉にもパン切包丁は大活躍します。
全部を、ミンチにする。
ブラウンマッシュルームだけ、ミンチにする分と、スライス分と二種類作っておくと、あとで、触感が楽しめるのだ。
エシャロット、にんにく、唐辛子、オリーブオイルに香りを移すところは、いつもとだいたい一緒。アンチョビのかわりに、エシャロット! エシャロットも香りをかなり持っているので、ぜひ、試してもらいたい。
パセリのみじん切りを最後に入れる。
生クリーム、白ワイン、ゆで汁、なんかで、ちょっと伸ばし、伸びの様子をみて、足りなければ、オリーブオイルを加える。
塩味が大事になるので、フラードセル、胡椒などで調整します。
今回、使うのは、こちらの生パスタ。
生のタリオリーニ、でした!!!! タリアテッレだと思っていたら、写真に、タリオリーニとなっていて、びっくり。笑。その辺、よくわからない。
ただ、これ、安くて、美味しいから、お土産に、どうぞ。フランスの大手スーパーならだいたい、似たようなもの、が売っています。
あ、パルメジャーノチーズやペコリーノロマーノチーズを、摺っていれましょう。最後に、振りかけてください。
ということで、ちゃちゃっと買い物をして、買いながら献立を考えて、ちゃちゃっと作って食べて、仕事に戻った父ちゃんであった。
この日記を書き上げたあと、部屋を掃除にて、息子とそのガールフレンド君のために、夕食の準備をする。
ケーキも買ったので、夜は、世間話をしながら、ちょっとなごめるかな、と。三四郎も大ハッスルすることでしょう。
ボナペティ!
つづく。
今日も読んでくれて、もしかして、作ってくれてありがとうございます。日々の献立の目安にしてもらえると幸いです。チキン、マッシュルーム、生クリームがあれば、だいたいこの感じが出来ますが、パルメジャーノチーズかペコリーノロマーノチーズをふんだんにかけると尚美味しいですぞ。
はい、そして、こちらは全世界プラットフォームにて配信中の父ちゃんのライブアルバムです。
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追伸
アボカドが、知らぬ間に、成長していました。ノルマンディにもって帰りたいと思います。