JINSEI STORIES
フランスごはん日記「俺と一緒に、抹茶のパウンドケーキでも、作る? 美味しいよー、笑」 Posted on 2024/11/08 辻 仁成 作家 パリ
某月某日、最近、フランスは抹茶やほうじ茶を使ったケーキが大ヒット。
そこかしこのケーキ屋、パン屋に、抹茶のパウンドが出没中。
どこもかしこも、抹茶入り、胡麻入り、ほうじ茶入りのケーキを出しはじめた。ま、悪くないのであーる。
最近、食べた、その手の粉系ケーキで、一番好きだったのは、ポン・オー・シュー・カフェ、あきらくんのケーキだった。(ここはカレー屋さんの横に併設されたカフェ。(コーヒーも飲みやすくて、安いよー)
フィナンシェがとくにおすすめだったが、抹茶のチョコレートケーキもあった。あきら君も、粉系菓子をものによっては、和風に仕上げていて、素晴らしかった。
でも、実は、父ちゃんもお菓子作りは大好きで、ロールケーキとか、タルトは自分で作っちゃう派。
やっぱり、抹茶のパウンドケーキとか、日本人的には、食べたくなりますね。疲れた時とかに、とくに・・・。
あきら君には、全然、及ばないのだけれど、今日は簡単な、でも、超濃厚な抹茶のパウンドケーキの作り方をご指南したいので、やってみて。
じゃあ、いつものように、俺と一緒に、作っちゃう?
マダム、一緒に作りましょう。笑。
まずは、主な材料から、・・・。
材料
バター100g
砂糖90g
卵2個
牛乳大さじ1
小麦粉90g
ベーキングパウダー 小さじ半
抹茶10g
生クリーム、適量
じゃあ、はじめましょうか。
ボウルに、室温に戻したバターと砂糖を入れ、ハンドミキサーで白っぽいペースト状になるまで混ぜる。
次に、そのボウルに、溶いた卵を少しずつだな、5回くらいに分けて、ちょっとずつ、混ぜ合わせていくよ。
続けて、ハンドミキサーで、分離しないように混ぜる。
一気に流しこんじゃうと分離しちゃうから、5回くらいに分ける。
生地がツヤツヤするまでよく混ぜること。
そしたら、抹茶を熱湯(適量)で溶かす。
その抹茶液と牛乳をだな、ボウルの中の生地に注ぎ込んで、よく混ぜ合わせる。
ふるっておいた小麦粉とベーキングパウダーを一気に加えてゴムベラでざっくり混ぜ合わせていく。
30回くらい、生地をヘラで切るように混ぜる。切る、混ぜる。切る、混ぜる!!!
ザクっと切っては混ぜる、を繰り返す。
混ぜ足りなくても、混ぜ過ぎてもいけない。
この差だけは残念ながら、レシピには書かれていない。習得してください。
作った生地をいよいよ、この、パウンド型に入れる。
そして、170度に予熱しておいたオーブンで50分程度、焼く。
で、焼き上がったら仕上げに粉砂糖に水を少量加えて作ったシロップを塗って完成となる。
シロップにラム酒を入れても、よし。
焼きあがる間に作っておいた生クリームを横に添えて、完成。
生クリームは、ボウルにホイップクリームをいれて、砂糖大匙1程度、入れて、撹拌機で、固まってくるまで、シャカシャカやればいい。冷たくないと固まらないので、ホイップは冷蔵庫で十分冷やしてね。
ということで、美味しそうじゃないか。
コーヒーとの相性抜群ですぞ。
じゃあ、マダム、俺と一緒に、食べましょうかね。
はい、あ~ん。え?
ボナペティ。
つづく。
今日も読んでくれてありがとうございます。
毎日、アトリエで、絵を描いているから、甘いもの、欲しくなるんですよ。買いに行く暇がないから、作った方が早いのよ、ぼくの場合。あはは。
さて、次のラジオは、15日になりま^す。ご視聴ご希望の皆さま。下のTSUJIVILLEのバナーをクリックしてみてください。めるしー。