某月某日、今朝、引退ライブ最終日、大阪フェスティバルホールでの記念ボックスの見本の写真が東京スタッフの山下さんから、届いていた。
写真のパンフレット（５６ページの小型版写真集。表紙背表紙いれると、６０P！）と音源ミックス・マスタリングされた映像DVDが、特別ケースに入っている、という、なんとなく、豪華版なのだ。
とはいっても、自費出版なので、限定数百部、と、制作数量はやたら、少ない。えへへ。
それでも、精一杯、ライブ終演後からコツコツと作って来たので、いい記念ボックスになったのじゃないか、と自負している。
スタッフはだいたいいつものメンバーで、写真は、岡田カメラマン、音のミックス・マスタリングはジョン・礒江氏率いるZIZZスタジオさん、そして、映像カメラ、編集、制作は、山下さんと制作会社のまごころず、発売元は、ぼく。あはは。たぶん、ぼくか、ぼくの弟、というかなり、小規模な企画となる。
でも、大阪フェスティバルホールでのライブ曲は、なんとか、全曲収録され、２時間を超える長さになっており、かなり、重量感がある。
DVDではあるが、映像を消して、音だけ楽しむことも十分可能な音の良さなので、用途はさまざまである。
引退公演のあの最終日の、楽屋裏から最後の最後まで、写真に記録されている。
最初は３００部くらい作る予定だったが、購入者が増えるかもしれない、という意見もあり、もうちょっと、増やしているが、それでも、数百部にしかならない。
あくまでも、記念ボックスで、ライブに参加できなかったみなさんとか、当日会場にいた方々に、いい記念物になるのじゃないか、とスタッフ一同考えている。
はじめて、我がチームで、作った記念ボックスだが、どこで、DVDを焼くのか、とか、初体験なので、山下さん、頑張っていた。
あと、箱に入れたい、ちょっと豪華にしたい、というぼくのわがままで、特別仕様になった。
規定のケース、仕様を使えば安くできるよ、という意見もあったが、山下さんが、「せっかくなので、やらせてほしい」と意地を見せた。
ということで、ツジビル副村長の山下さんが、全部一からデザインをし直した会心作、である。
もっとも、レコード会社が作るものではなく、ぼくらで、コツコツやった自費制作版なので、ま、逆に、オリジナル感は、出たかな、と思う。
さて、ブツだが、このようなものであーる・ぱちぱちーの。

大阪フェスティバルホールのライブがすでに懐かしい。
音源と映像を見ると、自分が歩んできた音楽人生のほぼ集大成的な出来栄えで、個人的に、何度も何度も、楽しませてもらった。
そして、これはもうできないな、と思った。☜幸福＆降伏宣言である。
大規模なライブは、チケットの売り上げとか、責任を持たないとならず、（他のアーティスト走りませんが）ぼくは個人でやっているので、台風やコロナで、赤字を補填しないとならず、もう、そいう活動、つまり赤字を抱えてでも、大規模ライブをやろうという年齢ではない、ということを思った。
パリの歴史的コンサートホール、オランピア劇場ライブ（キャパ２０００人）もほぼ、埋まったし、やりきることができたし、それに、なぜか、赤字にはならなかった。
だから、ぼくは興行界から引退をしたのだ。プライベートの個人邸なライブは、日本でも続けていくつもりだ。
ただ、公にはもうしない。（フェスとかに出る場合は、わかりません。飛び入りとかになるか、どさくさに紛れて、名前が出る可能性もあるけれど、あはは）
ともかく、有終の美を飾ることが出来、それを記念するボックスが出るので、しばらくは、それで、楽しんでもらいたい。半永久的に楽しめるように、いい音に仕上がっていますので！！！
え？　いらない？
そんな～、あはは、せっしょうな～。

つづく。

今日も読んでくれてありがとうございます。
ところで、この記念ボックスは、ぼくのサブスク、ラジオツジビルで先行販売をしますが、そこで、売り切れたら、終わりになります。何せ、数百部なので。笑。たくさん、する予算がないんです。個人で制作費を出しているので、申し訳ないです。多少、残ったら、方法は改めて考えますね。もしかしたら、あまり売れないでたくさん残る可能性もあるので。あはは。
さて、次回、ラジオツジビルは、１１月５日の放送になります。パリからです。日本時間、２２時を予定しています。詳細をご希望のみなさまは、下のTSUJIVILLEのバナーをクリックしてください。メルシー。

「お知らせ」
父ちゃん作の「NEHAN」が現在、以下で、御覧にいただけます。

辻仁成 展
－Les Invisibles NEHAN－

主催 帝京大学総合博物館
対象者 どなたでもご覧いただけます。（事前のお申込は必要ありません）
入場無料です。
会場 帝京大学総合博物館ミュージアムプラザ（帝京大学八王子キャンパス ソラティオスクエア地下1階）
会期 2024年10月18日(金)～12月23日(月)

開館時間 9:00～17:00（最終入館は16:30）

閉館日 日曜日・祝日

臨時開館日 10月27日(日)：青舎祭（大学祭）実施日（一般来館可）

臨時休館日 12月14日(土)
備考
・大学構内には駐車場がございません。公共交通機関をご利用ください。
・高幡不動駅・聖蹟桜ヶ丘駅・多摩センター駅から「帝京大学構内」行きのバスが便利です。（所要時間15～20分）
・車いすでご来館予定の方は事前にご連絡ください