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フランスごはん日記「家庭料理の定番、チーズ入りチキンカツレツ、その名は、コルドンブルー」 Posted on 2024/10/22 辻 仁成 作家 パリ

某月某日、今日はフランス家庭料理の定番中の定番、コルドンブルーを作るのだが、横に、ジェノベーゼソースのペンネを添えてみるよー。
美味しいのじゃ。

コルドンブルーとは、鶏肉のカツレツなのだけれど、中に、とろけるチーズとハムが入った、フランスの定番家庭料理なのであーる。
これに、バジルたっぷり、ジェノベーゼソースのペンネを添えるのが、辻家のスタイル!
えへへ。
じゃあ、さっそく、作ってみますかね。

では、まず、ジェノベーゼ・ソースを作ろう。
ボウルにニンニクをひとかけら、ブレンダーで粉々にし、続いてバジルを入れやはりブレンダーで三回くらいに分けて粉砕するのだが、途中で何度か、オリーブオイルを加えて緩めていかなければならない。
ぼくは「ぶんぶんちょっぱー」を持ってないが、それでやると、色鮮やかなジェノベーゼが出来上がる。
最後にパルメジャーノを磨って投入、混ぜて、器に入れ、松の実をふりかけて完成となる。
ゆでたペンネをボウルにいれ、このジェノベーゼ・ソースを加え、混ぜる。オリーブオイルを適量加え、パルメジャーノチーズ粉などで、広がりを足すのもよい。

フランスごはん日記「家庭料理の定番、チーズ入りチキンカツレツ、その名は、コルドンブルー」

フランスごはん日記「家庭料理の定番、チーズ入りチキンカツレツ、その名は、コルドンブルー」

フランスごはん日記「家庭料理の定番、チーズ入りチキンカツレツ、その名は、コルドンブルー」

フランスごはん日記「家庭料理の定番、チーズ入りチキンカツレツ、その名は、コルドンブルー」

フランスごはん日記「家庭料理の定番、チーズ入りチキンカツレツ、その名は、コルドンブルー」

フランスごはん日記「家庭料理の定番、チーズ入りチキンカツレツ、その名は、コルドンブルー」



はい、そしたらば、メイン料理となる、フランスの子供たちの大好物、お父さんもお母さんも大好物、フランスの定番家庭料理、コルドンブルーの登場である。

材料(4人分)
・大きめの鶏むね肉、2枚
・ボンレスハム 2~4枚(肉感を出したい場合、ハムを倍増)
・とろけるチーズ 好きなだけ、多めがよい。父ちゃんはゴーダチーズを使用。
・塩胡椒 少々
・小麦粉 適量
・卵 1個
・パン粉 適量(フランスの超小粒のパン粉が推奨だが、なかなか手に入らないので、パン粉をミキサーなどで細粉化するとフレンチっぽくなる。写真の箱のが、フランスのパン粉)
・オリーブオイル 焼き上げるので、フライパンに数ミリ入る程度。
まず、鶏むね肉は包丁で開き、クッキングペーパーの上に置き、それで蓋をし、肉用のハンマー(麺棒でよい)でたたいて薄く倍くらいに伸ばし、塩胡椒をする。
開いた肉よりハムを少し小さめに揃えて肉の上に乗せ、その上にハムから飛び出さない程度にチーズをいれてくるっと丸める。(写真を参照にしてください)
小麦粉、溶き卵、パン粉の順番に衣をつける。
フライパンにオリーブオイルを多めに入れ、弱火から中火で両面を炒め焼きにする。
全体に焼き色が付いたら油をよく切り、ペンネをひいたお皿に盛りつける。
最後に、黒粒胡椒は、必須。さらにパルメジャーノ粉をふっとく。
で、完成なのである。

フランスごはん日記「家庭料理の定番、チーズ入りチキンカツレツ、その名は、コルドンブルー」

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フランスごはん日記「家庭料理の定番、チーズ入りチキンカツレツ、その名は、コルドンブルー」

フランスごはん日記「家庭料理の定番、チーズ入りチキンカツレツ、その名は、コルドンブルー」

※ 目の細かいこのパン粉は日本にはない。でも、日本のパン粉をミキサーで粉々にしたらこのフランスのパン粉風になります。目が細かいことがコルドンブルーの魅力の一つですから、やってみてね。

フランスごはん日記「家庭料理の定番、チーズ入りチキンカツレツ、その名は、コルドンブルー」

フランスごはん日記「家庭料理の定番、チーズ入りチキンカツレツ、その名は、コルドンブルー」



フランスごはん日記「家庭料理の定番、チーズ入りチキンカツレツ、その名は、コルドンブルー」

つづく。

今日も読んでくれてありがとうございます。
これ、美味しいし、ボリューミーで、お子さん大好きですからね、やってみてください。かんたんだし、美味しいよ。
次の生放送ラジオは、25日です。日本時間、22時になります。楽しみですね。ご視聴ご希望の皆さま、下のTSUJIVILLEのバナーをクリックしてみてください。

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