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フランスごはん日記「パリ事務所をパリ右岸、マレ地区に移転させる計画が浮上」 Posted on 2024/10/10 辻 仁成 作家 パリ

フランスごはん日記「パリ事務所をパリ右岸、マレ地区に移転させる計画が浮上」

某月某日、パリの事務所の拠点を左岸から右岸に移すことにした。
もちろん、今すぐではないが、来年のどこかで。
というのも、左岸で23年も生きてしまい、そこでいいんだ、と思い込んでいたのだけれど、マレの画廊で個展をやったら、やって来る人たちが、あまりにアーティスティックで、ちょっと若いし、ぜんぜん、違うじゃん、と、今更ながらに、マレのすばらしさに、感動をしている、父ちゃんなのだった。
確かに、エネルギッシュで、きつい地区もあるのだけれど、ピカソ美術館周辺の北マレは、実に穏やかで、若々しく、アート感あふれているので、好きかな。
田舎にアトリエを構える構想と並行して、北マレに活動拠点を移すことで、昨日、長谷っちにも了承を得たので、今日、あたり、マネージャーのMM、代表のふぐちゃんと話し合って、ぼくの気持ちを伝えたい。
ここで、気分を大きく変え、人生をシフトさせるのがいい。
もっと刺激を受けて、もっといい作品が生まれるような気がする。
うん、まちがいないね。

フランスごはん日記「パリ事務所をパリ右岸、マレ地区に移転させる計画が浮上」

※ マレ地区は画廊がたくさんあり、犬が門番しています。笑。

フランスごはん日記「パリ事務所をパリ右岸、マレ地区に移転させる計画が浮上」

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※ 子供たちも、楽しそうな、マレ地区。

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※ 何より、カフェが充実しています。



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それに、食べ物屋さんも、これから世に出ようとしているような料理人が多く、活気があり、旬な店が多く、いい感じなのである。
実は、居住国を変えようかというアイデアもないことはないのだ。
候補としては、ベルギー、ポルトガル、イタリア、スペイン、デンマーク、オランダ、あたりかな。ルクセンブルグという手もある。
でも、ブルターニュかノルマンディにアトリエに使える大きな工房が見つかりそうなので、そこを借りたら、海外移転は難しそう。
そうなると、パリ事務所を北マレに移して、気分転換!
暮らしに、仕事に、もっとアート感を引き込もうという計画。
今、個展をやっている「20トリニー」さんは、来年もぜひ、と言ってくれているので、来秋には、もう少し長い展覧会を開催することになるかも・・・。
その時、事務所が近くにあれば、いろいろと便利だよね、と思っている。
変化の時代にしないと、ただ、老けていくのはつまらない。
「あいつだれ?」
「あれ、日本のアーティストだよ」
と言われるくらい異様な恰好で、のさばりたい。日頃、たまに着物着ているんだけれど、いっそ、ずっと着物とブーツで過ごせるしね、マレだったら、変わり者多いから。
あはは。
これは、すごい計画だ。
マジで、北マレ事務所移転計画、考えてみよう。
よっしゃ。
辻さん、勝ったも同然じゃないですか! ☜出た。まこちゃん語録。

フランスごはん日記「パリ事務所をパリ右岸、マレ地区に移転させる計画が浮上」

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つづく。

今日も読んでくれてありがとうございます。
実は、昨夜、お腹すいたので、冷蔵庫の食材の処理をかねて、料理やったんですが、久しぶりに失敗しました。豚ひき肉とサバと味噌で、和風パスタを作ったのはいいんだけれど、納豆が大量にあったので、多めにそこにぶち込んだら、白ワインとあわなくて、ショック。でも、そういうこともありますね。栄養的には大丈夫でしたが、さすがに、パスタにしなければ、よかったのに、と朝までうじうじしている、父ちゃんです。
美味しいものを食べないと、一日が、悲しくなる人・・・。あはは。
あと、個展は、12日、17時に終わります~。ありがとうございます~。

フランスごはん日記「パリ事務所をパリ右岸、マレ地区に移転させる計画が浮上」

※ 美味しそうに見えますが、そうでもありません!!!

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