某月某日、腕がやはり、痛いので、出発直前だったが、緊急で、鍼灸院へと向かった。
この右手先から右肩全域にかけての腱鞘炎・炎症は、治ったり、ひどくなったりするので、コルシカ行き直前だけれど、やはり、針を打ってもらった方がいいだろう、ということになり、メトロに飛び乗って、某先生の鍼灸院へ飛んで行った、父ちゃんであった。
とにかく、筋に電流が走るのである。
この先生、ぎっくり腰とかだと、すぐに歩けるようにしてくれるので、有名。それに、マジで、優しい人だ。
もう、気持ちの集中が出来ないし、歌うと、肋骨も動くからか、喉は大丈夫でも、ばっきーんとめちゃ激しい痛みが駆け抜ける。
大きな声が出しにくい・・・。なんとかせにゃ、ならん。そ
こで、先生にすがった。
「朝からすいません。ライブがあるので、大至急、針をお願いします」
と電話をしたら、
「仕方ないね、いいよ。来なさい」
と優しい先生。
メトロが早いので、メトロ回数券を使って、とりあえず、鍼灸院へ！
「つらいね、ギター、仕事ね、よし、わかった。いつもより多く打つね」
「はい、がんがん、お願いします」
先生は使い捨ての針を必ず、目の前にかざしてみせてくれるのだ。
「これ、新しい針、使い捨て、だから、安心ね」
「はい」
毎回、言うのは、コロナ禍の時に大変な思いをされたからであろう。
「じゃあ、ギターさん、今日は、ちょっと頑張ろうかね」
先生に、ギターさん、と言われる。あはは。
しょうがないので、ギターさん、ということになった。
「ちょっと、深く、いくね」
日本語で言った直後、ぐんと、深く針がささった。お、深い・・・。
「いてっ」
と思ったけれど、
「だいじょぶね」
と訊かれたので、大丈夫、と答えるサムライ父ちゃんでありました。あはは。
右手に５本、腕に３本、背中に１２本くらい、刺さっている。
「ここね、ここでしょ？」
「もうちょっと下です」
「ここ？」
「そこ！」
ぐんと、刺さる針、うわ、いてー。効いてる～。
ライブのためだ、我慢我慢。
格闘すること、約一時間、終わったら、ちょっと腕の静脈に刺さったのか、血がにじんでいて、先生が、それをもみ消してくれた。
「もう、だいじょうぶ。痛くない、痛くないね」
「はい、先生」
ということで、コルシカの皆さん、頑張れそうなのであーる。

ともかく、こんな調子だけれど、日本とコルシカの友好フェスティバルのメインアクトの一つに登場するので、盛り上げないわけにもいかない。
日本からも、数名、どうやら、来ているらしい。いつも、すまない、のー。（無理するなよ）
ということで、欧州の相棒、ヒデ君はマネージャーのミカちゃんとロンドンから入ることになっている。
ミカちゃんに、軽く弾き語った音源をおくって、セトリなどを作ってもらった。
現段階での、セトリである。日本公演とはかなり曲が違うので、驚く。

１，ソーラン節（フランスバージョン）
２，空（バルセロナ・バージョン）
３，サニー（コルシカバージョン）
４，どの方角（アジャクシオ・バージョン）
５，パダン（エディット・ピアフバージョン）
６，サマータイム（地中海バージョン）
７，光の子供（江戸前バージョン）
８，以下、未定・・・。えへへ。

このソーラン節は、ラテン系なアレンジがほどこされていて、とにかく、海外で受けるので、一曲目はこれでやりたい、と今現在は思っているのである。
日本のスピリッツをナポレオンを生んだコルシカにばらまいてやるのであーる・はんぶら宮殿じゃ！
お愉しみに。
よっしゃー。

つづく。

今日も読んでくれてありがとうございます。
ロンドンからやって来るヒデ君とも喧々諤々しながらも、だんだん、いい感じに呼吸があってきましたね。才能あるスーパーギタリストなので、彼に助けられながら、乗り切りたいと思います。
ということで、コルシカのフェスは、２５日、ライブ、２６日は、作家としての講演会が予定されています。
☟
https://isulimondi.com/accueil/spectacles-vivants/
Mercredi 25 septembre à 21h00 (entrée : 10 €)
CONCERT Hitonari TSUJI – HIDE
＆
https://isulimondi.com/accueil/rencontres-litteraires/
Jeudi 26 septembre, de 18h30 à 19h45
RENCONTRE LITTERAIRE avec Hitonari TSUJI

なので、明日から、数日、コルシカから日記を配信しますね～！
そして、次のラジオは、１０月５日の２２時からになります。TSUJIVILLEのバナーをクリックしてみてください。