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仏飯日記「フレンチの基本、ベシャメルソースって作るの難しいの? いいえ、簡単です!」 Posted on 2024/09/21 辻 仁成 作家 パリ
某月某日、フランス料理と言えば、ベシャメルソースですよね?
ベシャメルソースは、フレンチの基本中の基本のソースであり、グラタン、クリーム・コロッケ、ドリア、ラザニア、シチュー、など、枚挙にいとまがないほど、あちこちに使われるソースなのだが、ここから別のソースへの応用もあり、フレンチにはなくてはならないソースだと言える。
でも、みんな、作るのが面倒くさいとなって、缶詰のホワイトソースとかで代用されているのだが、実は、小麦とバターと牛乳さえあれば出来るので、缶詰を買うのはもったいない。
時間も、10分から15分で出来てしまうので、大量に作って、2,3日、いろいろな料理を楽しむことが出来る。
ということで、明日以降、ベシャメルソースを使って美味しいフレンチ飯を作ろうと思った父ちゃん、今日は皆さんに、父ちゃん流のかんたんなベシャメルソースの作り方を伝授させていただきたい!!!
はい、ということで、まずは、材料から!
バター、
小麦粉,50g
牛乳,500ml
白ワイン,大さじ2
では、作っていくぞよ。
っていうか、皆の衆、レシピという言葉を、ちょっとこの日記ではやめて、目安レシピ、という風にさせてもらうことにしたのじゃ。
というのは、たとえば、このベシャメルソースだが、フランスのおばあちゃんたち、みんな、作るのだけれど、ぼくもそうだが、だいたいの分量で、いい加減にやっている。※ただし、お菓子だけは、レシピ通りにやらないと、出来ません。
きちっと量ることもなく、なんとなく、気分で。
でもその方が、広がりが生まれることがあって、あんまり厳密になるとよくないから、あくまでも目安として、レシピをこれからは参考にいただきたい。
火加減や、へらの使い方でも個性が生じ、味にも差が出るので、あくまでも、目安ということで、いってみよう!
じゃあ、目安の作り方を、どうぞ!
1,バターを溶かして小麦粉を加える。木べらなどで、よく混ぜる。根気よく混ぜることのみが、要求されます。
2,よく混ぜて火を通す。牛乳を少しずつ混ぜていく。
はじめはダマになるが、根気よく練りながら混ぜる。
とにかく、根気、これがフレンチの基本!
3,だんだん滑らかになっていく。
4,最後に白ワインを加えまたよく混ぜあわせ、塩で味を整えたら完成。以上です!!!!!!!
はい、ということで、こちらが、完成した、ベシャメルソースになるのであーる。いかがであろうか?
ようは、お金もかからない、ただし、ずっと混ぜ続けないとならないので、根気がいる、というソースなのだ。
でも、慣れると、もう、あっという間に美味しいソースが出来てしまう。
フランス料理は、ここから始まった、と言っても過言じゃないくらい、大事な、基礎なので、ぜひ、これはマスターしてもらいたい。
何度も、読んでもらえると、コツがわかるはずなので、お願いします。
次の日記で、このベシャメルソースを使った、美味しいパイ料理をご紹介しますので、まずは、やってみて。
ラザニアとか、クリームコロッケとか、ドリアとか、缶詰とは違うおいしさに出会えると思いますよ。実際、楽しいしね。楽しくて、美味しい、手作りホワイトソース!
そーすね。
あはは。
つづく。
今日も読んでくれてありがとうございます。
ラザニアもね、これさえできれば、イタリアンに行かないでも、自宅で最高のラザニアが出来ます。マジで、家飯が、レストランの味になるのでやってみましょうよ。人生、安くて最高な方がいいじゃんね。
はい、そんな父ちゃんからのお知らせですが、次のラジオの生放送は、9月22日になります。ご希望の皆さんは、下のTSUJIVILLEのバナーをクリックくだされ!