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滞仏日記「恒例、父ちゃんが日本で見つけてフランスに持ち帰った最高日本食材編」 Posted on 2024/08/16 辻 仁成 作家 パリ

某月某日、トランクの中には、日本の美味しいものがたくさん詰め込まれているのであった。
ということで、今回のひと月に及び父ちゃんの日本滞在中、父ちゃんがいろいろな方面でゲットした、うまいもの、をご披露させていただきたい。
頂いたものもあるし、買ったものもあれば、その入手方法は様々なのであった。
フランスに戻る時、父ちゃんのトランクの中には、たくさんの日本の食材でいつもあふれかえっている。食いしん坊の父ちゃんがわざわざフランスまで持ち帰る品々なので、美味しくないわけがない。
毎度おなじみのものもあるし、まだ、試したことはないが美味しいという噂を聞いてわざわざ取り寄せたものもあるし、買いに行った先で偶然見つけたものなど、さまざま。
まずは、その数々をご覧頂きたい。
はい、どうぞ~。

滞仏日記「恒例、父ちゃんが日本で見つけてフランスに持ち帰った最高日本食材編」



滞仏日記「恒例、父ちゃんが日本で見つけてフランスに持ち帰った最高日本食材編」

※ この缶詰、いただきものなんですが、美味しかったです。ライブのリハーサルが続き、くたくたになって、どこにも出たくない時があって、ホテルで、これとビールで、ちびちびやった日があって、はい、気がまぎれました。

滞仏日記「恒例、父ちゃんが日本で見つけてフランスに持ち帰った最高日本食材編」

※ これね、知り合いの誰かにもらったのだけれど、忘れましたが、その人が、騙されたと思って食べてよ、と言ったんです。ライブの後の慌ただしい時だったので、誰がくれたのか、思い出せないのですが、マジで、美味かったです。すでに、完食しちゃいました。昨日、野本たちと!!!

滞仏日記「恒例、父ちゃんが日本で見つけてフランスに持ち帰った最高日本食材編」

※ これ、マジで、やばいやつです。

滞仏日記「恒例、父ちゃんが日本で見つけてフランスに持ち帰った最高日本食材編」

※ 昨日、これも、野本に食べさせたんですが、「食べられる鰹節」だよ、って、言ったら、笑いながら「あの、ええと、普通、鰹節は食べられるよ」と言い返されました。メーカーさん、ということです。でも、不思議な食感で、なんか、生ハム感があるというか、ポルトガルとかで、売ってそうなカツオの薄切りハムみたいな、ものでした。白ワインかな・・・。

滞仏日記「恒例、父ちゃんが日本で見つけてフランスに持ち帰った最高日本食材編」

※ これ、スーパーの、明治屋のレジにあったので、思わず、衝動買いしたんですが、美味しかった。枝豆の概念が変わりました。

滞仏日記「恒例、父ちゃんが日本で見つけてフランスに持ち帰った最高日本食材編」

※ これは麻布台ヒルズマーケットでゲットしたもので、まだ試していませんが、自分で、これとこれ、と選んでお店の人に渡すと、自分だけのダシが作ってもらえるのです。名前、見てください。TSUJI-BUSHiと命名しました。辻節です。これ、最高のネーミングじゃない? 選んだものにチェックが入っているので、同じもの、作れますよ。15分ほどで、出来るので、試してみてください。ドライトマトとニンニクを入れてみました。ふふふ、楽しみ。

滞仏日記「恒例、父ちゃんが日本で見つけてフランスに持ち帰った最高日本食材編」

※ これは、キンメダイとか、鯵とかの、干物と、雑魚です。あと、明太子。ふふふ、しばらく、楽しめそうですよね。

滞仏日記「恒例、父ちゃんが日本で見つけてフランスに持ち帰った最高日本食材編」

滞仏日記「恒例、父ちゃんが日本で見つけてフランスに持ち帰った最高日本食材編」

※ で、これは、ダイヤモンド・ユカイ氏がライブを観に来てくださって、そのお土産なんだけれど、彼の友だちがやっているオリーブオイルらしい。ユカイ! メルシー。っていうか、引退ライブを観に来てくれるって、マジで、嬉しいのであります。いい顔していた。長くあってなかったけれど、ますます、いい男になっていました。まる。



というわけで、持ち帰ったトランク二つのうち、一つは食材で満杯なのだった。
もう一つは、先日発売になったばかりの、アートブック「パリ情景、動かぬ時の扉」、ということになる。
これは、欧州各地の美術関係者に配る予定で、ま、世界の辻になるために、必要なカタログなのだよー。ふー、重かった~。
空港のカウンターで、
「お客様、すいません。どちらも5キロオーバーなのですが」
と言われてしまい、一部を段ボールに詰め替えて、持ち帰ったのであった。5キロオーバーって、あまり、経験ない・・・。笑。
タクシーの運転手さん(屈強な感じのめっちゃ腕の太い黒人の運転手さん)にも、何が入っているの、こんな重いの一人じゃ持ち上げられない、そっち持って、とはじめて、言われたのであった。すいません。
あはは。
これらの日本食材は、パリではなかなか買うことが出来ない品々ばかり、やはり、持ち帰るしかない。
とくにダシ系は、フランスで規制が厳しくなり、輸入できなくなりつつある。何で、と思うが、とくに鰹節とか、が狙われているのである。いいじゃんね、鰹節くらい。
これは、ある意味、パリの日本レストランには厳しい措置で、我らが野本氏は、いっそ、欧州産のダシをフランスで生産するしかないか、と言い出している。
ま、明日から、再びキッチンに立ち、うまいものを、しこたま作ってやろうと思っている、父ちゃんシェフなのであった。

滞仏日記「恒例、父ちゃんが日本で見つけてフランスに持ち帰った最高日本食材編」

いいね!!!!!!!!
これは、サービスカットです。あはは。
ますます、いい男になっていますか? まる・まる。



つづく。

今日も読んでくれてありがとうございます。
実は、もっともっと、食材があるので、明日の日記でも、この続きをご紹介いたしますね。1年くらい、買い出しにいかないでいいくらい、いろいろと買いこんだ父ちゃんなのでした~。えへへ。食い意地、すごか。

さて、父ちゃん、引退したので、ここから先生になります。
9月にエッセイ教室をやるので、みなさん、覗いてくださいよ。
今回は、衣食住の住、がテーマ。暮らしにまつわる文章を書くお勉強会です。
9月8日、きまぐれエッセイ教室、に参加してみたい、みなさん、下のURLをクリックくださいね。

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