地球カレッジ DS EDUCATION
自分流塾「身勝手なことを押し付けられる。そういう時は気にせず断るのがベスト」 Posted on 2024/08/03
あなたが優しい人だというのはわかるが、身勝手な人間に対して、決して、優しさで接してはいけない。
もしあなたが、お坊さんであれば、身勝手な人間に対しても、ある程度の優しさで話を聞いてあげることも必要かもしれない。
しかし、あなたが聖職者でないなら、(聖職者でも怒る人は怒っていいと思うけれどね)悪いことは言わない。
自分勝手な人間のわがままに、誠意や、真面目さや、優しさで決して返さないことだ。
もちろん、その人が今、目の前の池で溺れているのであれば、救うのが人間だから、それはまた、別の話ということになる。
ところが、人間という生き物は、実にめんどうくさく、実に身勝手で、上司でもないのに、図々しく、ものを頼んで来る人もいる。
命令さえしてくる。いや、そんな人が、ごまんといる。
そういう時、断っていいのか、悩む必要はない。
はっきりと、それはできません、でいいのだ。
なぜなら、相手がそもそも身勝手に頼んできた、あるいは命令とか、そういうものに対して、受ける義務がないなら、ぼくは、出来ませんよ、とだけ、返す。
それだけ。それですむんですよ。
別にどうでもいい話だが、ぼくは公式ライブ興行から引退をする。
いわゆる日本の音楽興行界から足を洗うのだけれど、その大事なコンサートだからかもしれないが、前日とかに、席ありますか、できれば、2枚、知り合いの女の子といきたいので、と何年も音沙汰の無い人から、直接、ラインが入ったりした。
あはは、けっこう、あった。
その人は昔仕事をしたことがあるが、その知り合いの女の子、知らない。どういう関係か、って、あはは、俺、忙しんですよ、今・・・。
売り切れているのに、席が買えないから、招待枠に入れてください、という連絡もあった。今回、最後だから、ぼくは関係者をほぼ入れてない。どうしても、加藤登紀子さんのような方にはお席を用意しているけれど、マジで、数人だ。
招待枠さえもないのだよ。
最後くらい、音楽に集中させてもらいたいが、できなかった。
本当に観たい人に席をまわしたい! 当然である。
それでも、引退公演だというのに、何人か、そういう人がいたので、「できません」で、通した父ちゃん。
引退する人間にまで、席を依頼する、・・・ある意味勇気あるね。あはは。
断ったら、その人は、買ってくださいましたけれど・・・メルシー。
それでいいのだ。
友だちが本を出版されたので、先生には読んでほしいから一冊送らせてください、という時などは、必ず、いらない、自分で本屋でさがす、というようにしている。
本屋に行けば探すのだけれど、なかなか、日本じゃないと、日本の本は見つからないね。
うしろくんという芸術家の本(分厚くて)、すごく高かった。あはは。でも、買わないと本気で読まないしね。これは、見つけたのだ!
まず、プロモーターって、最初に、ギャラの話などは絶対にしないから、お客さんが入ったら、いくらか貰えるかな~、という感じなのだ。驚くでしょ?
これじゃあ、音楽でビジネスは難しいし、仲介の業者さんは利益になっても、最終的にアーティストと呼ばれる人には、「やりたいんだろ? ライブ」みたいな扱いで、終わらさせられることが多い。ぼく、とか。
アリーナとかでライブやれる人たちは別。立場が逆転するからだ。勝てば官軍、これも嫌いな言葉である。
それに、アーティストがビジネスをやると、そういうのを批判する人も出てくる。
自分だってお金稼いで家族養っているでしょ? ミュージシャンであろうが一緒なんだよ。ぼくにも息子はいる。こういう考え方が、ミュージシャン聖人説みたいに広がって、悪い風習を生み出している。
フランスだと、「さておき、ミュージシャンに払おう」という社会的風潮が昔からあり、ストリートミュージシャンはけっこう、稼いでいるし、そもそも国がアーティストを保護している。(これが凄いのだ)
ともかく、
自分を棚において、人に身勝手な依頼をすることに対して、誠意で答えちゃだめ、ふざけるな、と心の中で、ブロックしたらいいのである。
本当に、ブロックしていかないと、この世の中、静かに生きていけなくなる。自分の主義主張を、勝手にどんどん、押し付けてくる自分中心主義の人間が増えましたね。
あなたが、苦しいのは、あなたのせいじゃない。あなたが、気を遣うから、苦しくなるだけなのだ。
「できません」と言えばいいのである。その方がわかりやすい。
posted by