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パリ最新情報「スイーツで五輪を応援!今だけのデザインが揃う、パリのパティスリー」 Posted on 2024/07/11 Design Stories
2024年は、100年ぶりのパリ五輪が開催される記念すべき年。
今では街の看板も、広告も、ショップのウィンドウも、各所が色とりどりのオリンピックカラーで埋め尽くされている。
※パリのスイーツ店、ピエール・エルメのウィンドウもオリンピック仕様に。
オリンピックをテーマにしたデザインは、パティスリーの世界にも登場している。
その多くは2024年だけの限定パッケージ。食べ終わったあともずっと取っておきたいと思うような、可愛らしいデザインだ。
パリを代表する5つのパティスリーから、それぞれをご紹介したい。
マカロンで有名なピエール・エルメからは、限定品「フェアプレー(Fair Play)」コレクションが登場した。
テニスのボール、重量挙げの円盤、陸上の障害物が“もしもマカロンだったら?” をテーマに、8〜20個のマカロンが詰め合わせとして入っている。
※フェアプレーコレクションには、ブラジル産コーヒーのイアパール風味と、カシス&ルバーブ風味のマカロン2種が新しく仲間入り。2024年春夏シーズン限定品。
北フランス・リール発祥、老舗メール(Meert)からもオリンピックパッケージが新登場。
たっぷりと入ったバニラクリームで有名なゴーフルは、約200年前の誕生当時からレシピがほとんど変わっていないという。
そんなバニラゴーフルの詰め合わせ(12個入りBOX)が、フランス国旗のトリコロルカラーになって現れた。
ヴィンテージ風のデザインは、前回1924年のパリ大会から100周年を祝ったもの。ほかにも紅茶缶のパッケージがオリンピック仕様になっている。
パリの定番スイーツ店、ラデュレからはピンクのマカロンBOXが。パッケージには、パリ五輪公式マスコットの「フリージュ」がデザインされている。なお現在は期間限定商品として、五輪マークの入ったオリンピック・マカロンも発売されている。
パリ五輪公式マスコットの「フリージュ」をそのままチョコレートにしてしまったのは、パリのショコラメゾン、ラ・メゾン・デュ・ショコラだ。
どこよりもリアルなチョコレートはダークとホワイトの二層式で、ショコラティエによりパズル風にコーティングされた。
添加物なし、野菜やフルーツの個性的なジャムが揃うコンフィチュール・パリジェンヌ(Confiture Parisienne)からは、パリ2024大会を記念した「ラ・コンフィチュール・スポーティブ」が登場。
こちらはスポーツ愛好家のためのジャムで、一般のジャムに比べると砂糖が半分以上カットされているという。よく見ると、ラベルが金メダルのイラストで埋め尽くされている。
今年はパリ五輪の開催年ということもあって、パリのパティスリーでは、限定品が例年よりも多く登場している。訪れた人は競技観戦のあいだに、素敵なパリ土産が手に取れそうだ。
こうしてパリの各パティスリーは、大会に向けたさまざまなコラボレーションを行っている。これはフランスの食文化を紹介するほか、パリ2024オリンピック・パラリンピックが終わるまで、ファンの舌を楽しませることが目的だという。(オ)