某月某日、怒涛の日本滞在であった。
個展会期中にギタージャンボリーだもん、そして、ギャラリーT関連のお手伝い、などなど、そりゃあ、疲れて当然なのだった。
なので、今はパリのカフェで一息ついておーる。
なじみのギャルソンたちにヨックモックの「シガール」をお土産にしたのだ。葉巻の形をしたクッキーかな、バター風味が濃厚なお菓子。
「やっほー、帰ってきたよー」
みんなにシガールを配る、めっちゃ日本人な父ちゃんであった。
「ムッシュ、なんですの？　これ」とギャルソンのパトリス。
「日本のお土産でフランス人に一番喜ばれると噂のシガールという名のクッキー」
ということで太っ腹な父ちゃん、ヨックモックを配りまくったった。あはは。
たぶん、このバター感が受けるのだと思う。うまいうまい、いいよる。
「へー、いいね、葉巻がたのお菓子、おいしい！」とパト。
マジで、喜ばれます！
とりあえず、いつものテラス席に陣取り、サングラスかけて、ワインを飲んでやった。
夕刻の光りがきれいなのであーる。やっぱ、パリは落ち着く。在仏歴22年だものなー、人生の3分の１はここで暮らしておるのだから・・・。
ぷはー、おつかれ～。
サングラス、片手にワイン、春の光の中で、浮かれている、父ちゃん。
しかし、その頭の中には、すでに、次の仕事のプランがいっぱい。
でも、今日くらい、休んでもよかでしょう。よかよか。ただいま～。
ぷはー、おつかれ～。

三四郎は（諸事情により）明日の夕方ジュリアのところに引き取りにいくことになっているので、今日は、ひさしぶりのなんにもない日となった。
ぼくは一人、カフェで、グテをやるのが大好きなのだ。
グテというのは、なんか、つまむ、味見するみたいな仏語だけど、ワインのつまみを食べるのを、グテ、とぼくは呼んでいる。
本格的に食べるのじゃなく、つまむ、ピンチョス、みたいな、感じね。サラミソーセージとか、小さなライスコロッケとか、ピクルスとか、口に入れて、ワイン流し込んで。
日本ですごく働いたから、何にも考えない日があっても、たまには、いいよねー？
ぷはー、魂の洗濯なのであーる。
みんな楽しそうだ。いいね、自分の人生なんだから、自由でいたい。
ワイン、おかわり！

ということで、今日は仕事をしない宣言の父ちゃんなのだった。（だんちゅーの締め切り日だった～、ええい、明日にしちゃえー）
元祖天才バカボンのパパが、「これでいいのだ」というのが、ぼくは大好き。
バカボンのパパって、41歳っていう設定なんだけれど、41歳にしては老けすぎているが、いいのだ。
「これでいいのだ」で時には、終わらせるのはとっても大事なことかもしれない。
常に真面目じゃ、身が持たない。
いろいろと人生には降りかかってくるから、たまには、そういうめんどうくさいことから自分を自由にさせてやり、サングラスでもして、太陽の下、ワインでも飲んで、これでいいのだー、と大きな声で言えばいいのだ。
また、どうせ、明日から頑張るんだから、そういう日があってもいいのである。
みんなで怠ければ怖くない、の精神でいこうじゃないのー。
ということで、熱血は明日から、あはは。
ぷはー、おつかれ～。

つづく。

今日も読んでくれてありがとうございます。
パリに戻ってきたのですが、パリにはパリの仕事が待っています。明日からやりますが、ロンドンライブも近いし、パリのライブのチケットもここ数日中に発売になるし、でも、明日、まずは、三四郎を迎えに行ってからの熱血一新で頑張りたいと思います。お疲れ様です。

父ちゃんの昨今・スケジュール

●小説「十年後の恋」集英社文庫版、重版！
●小説「東京デシベル」がイタリア、Rizzoli社から刊行されました。
●４月１９日、ロンドン、ライブ。詳細はこちらから☟

https://www.eventbrite.co.uk/e/2gz-tsuji-and-hide-live-japanese-music-in-london-tickets-790578039197?aff=oddtdtcreator
●６月２８日、ボルドー・ライブ、予定。（詳細待って）
●６月３０日、パリ・ライブ決定（詳細、待って）
●7月3日、リヨンでライブ。（詳細、お待ちー）
●９月後半、コルシカ、アジャクシオ、ライブ。（詳細、待って）

https://www.instagram.com/japan.stories?igsh=MTA2dWFjODdsZnNrZA%3D%3D&utm_source=qr
新しいデザインストーリーズのインスタも再始動！　
https://www.instagram.com/designstories_paris?igsh=cHlpdGFvdWkyYmdj&utm_source=qr
お知らせ、以上です。