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パリ最新情報「特大サイズのクロワッサンがパリで話題に。どうやって食べる?!」 Posted on 2023/06/12 Design Stories  

 
外はほんのり黄金色でサクサク、中はモチモチとした食感のクロワッサン。
どのパン屋さんでもセンターに置かれ、週末になれば家族分を購入するたくさんの姿を見かける。
 

パリ最新情報「特大サイズのクロワッサンがパリで話題に。どうやって食べる?!」



 
バゲットと同じく、フランスの「ベスト・クロワッサン」を決めるコンクールも毎年春に開催されている。
※今年はパリ19区のブーランジュリー「Chez Meunier」のクロワッサンが選ばれた。
そんなフランスの国民食とも言えるクロワッサンだが、数週間前よりXXLサイズがパリに現れ、大きな話題を呼んでいる。

提供するのはパリの人気パティスリー、フィリップ・コンティシーニ(Philippe Conticini)だ。
こちらは重鎮パティシエ、フィリップ・コンティシーニ氏の名を冠しており、王道のパンやケーキからニューヨークロール、バブカといったトレンド商品まで、楽しい話題をいつも振りまいてくれる。
 

パリ最新情報「特大サイズのクロワッサンがパリで話題に。どうやって食べる?!」

※フィリップ・コンティシーニ、Instagramより
https://www.instagram.com/p/CtOsgXhITQG/?igshid=MTc4MmM1YmI2Ng%3D%3D

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特大サイズのクロワッサンはその場で買うことはできない。
3日前〜少なくとも24時間前までに電話もしくは店頭でオーダーする必要があり、お値段は20ユーロ(約3000円)。
レシピは普通のクロワッサンと同じだが、焼き時間だけが少し長いという。
ただ現在はSNSで火がつき注文が殺到してしまったため、抽選制となっている。

パリ以外でも、ごく稀に特大サイズを見かけることがある。
パリ西郊外のパン屋さんにもあって、事前予約は必須だが、限定ではなく定番商品として置かれていた。
 

パリ最新情報「特大サイズのクロワッサンがパリで話題に。どうやって食べる?!」



 
直径およそ30〜40センチはある特大クロワッサン。
どれくらい需要があるのか訊いてみると、「頻繁ではないがレアでもない」、とのことだ。
購入目的として多いのは、子どもの誕生日会、大家族の週末のブランチ用、企業向けなどなど。
ちなみに企業向けというのは「会社の朝食サービス」のことで、例えば朝一でミーティングが合った日や金曜日の午前中などに、社員のためにクロワッサンを(パンオショコラも)用意する、というものだ。
朝食サービスの有るなしは会社によって異なるが、フランスではこうして、家庭だけではなく勤め先でもクロワッサンが振舞われたりする。
 

パリ最新情報「特大サイズのクロワッサンがパリで話題に。どうやって食べる?!」



 
パリの情報サイトも、「カフェオレに浸すことができないほどの大きさです!」などと紹介している。
確かにそのまま浸すことはできないが、皆でワイワイ、ちぎって賑やかに食べるクロワッサンも面白い。
なお、先述した2つの店では特大クロワッサンと同じく、特大のパンオショコラも取り扱っている。(セ)