フランスでプラスチックのレジ袋が有料化されてから、もうすぐ7年が経とうとしている。
スーパーのレジ袋は「買わなければいけないもの」としてすっかり定着し、エコバッグ持参もごく当たり前の光景になった。
こうして需要の高いエコバッグだが、フランスではスーパー用のほかに、お出かけ用（ファッションアイテム）としてのエコバッグがたくさんある。
サブバッグにも、時にはメインバッグにも活躍する便利なアイテム、エコバッグ。
首都パリでは今どんなデザインがあるのか、トートバッグを中心にご紹介したい！
 

 
パリのお洒落なセレクトショップといえば、マレ地区の「Merci Paris（メルシー・パリ）」がある。
ファッション雑貨、家具、食器、ベッドリネンなど、ライフスタイル系のアイテムがズラっと並んでいる店内で、特に目を引くのが写真のオリジナル・トートバックだ。
 

※サイズは大と小がある。オーガニックコットン素材。

 
メルシー・パリは、社会貢献をコンセプトに掲げた新感覚のストアでもある。
売り上げの一部は恵まれない子どもたちへの寄付にあてられ、“アップサイクリング”と題した企画展もたびたび開催されている。
 

 
パリの老舗本屋さんのエコバッグも素敵。
多くはキャンバス地にモノトーンの文字or絵が描かれているだけなのだが、そのシックな雰囲気も「本屋さんならでは」と言えるかもしれない。
こちらは1826年創業、「Librairie Jousseaume（ジュソーム書店）」のエコバッグだ。
フランスでは本屋さんも紙袋が有料化されている所が多いので、大きめサイズは本を買う時にとても重宝する。
 

 
そしてパリ最古のデパート、「Le Bon Marche（ル・ボンマルシェ）」はエコバッグの宝庫！
現在はちょうど、“夏”をテーマにした限定アイテムがたくさん置かれていて、フランスの田舎にインスピレーションを受けた食器、ピクニック・グッズなどがあった。
ちなみにこのエコバッグはル・ボンマルシェのオリジナルということだ。（6月18日まで）
 

 
お隣の食品館にも、たくさんのエコバッグがある。
こちらの食品館にはありとあらゆる食材が集結しているのだが、ル・ボンマルシェの“自社製品”も中々に見逃せない。
ジャム、パスタ、オリーブオイル、お菓子などがあり、「La Grande Épicerie Paris」とロゴが入っているのが目印だ。
そんな自社製品をイラストにしたエコバッグがこちら。
 

※定番で置かれているオリジナルのエコバッグ、イラストが可愛い。

 
また食品館では今、パリのアパレルブランド「セザンヌ」とコラボしたトートバッグが置かれている。
セザンヌとはパリジェンヌ御用達の洋服ブランドなのだが、食品館とコラボするところが斬新な上に、パリらしい。
 

 
便利なエコバッグは、デザイン次第でメインバッグにもなる。
パリジェンヌの使用率も非常に高いため、素敵なデザインをパリのあちこちで見ることができる。
これからの季節は特に、ピクニックやリゾート用の大きめサイズが活躍しそうだ。（コ）