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パリジェンヌの御用達プチプラって?!日本人にも合う優しい化粧品との出会い Posted on 2023/04/12 NANA メイクアップアーティスト パリ
はじめまして、美容大好きメイクアップアーティストのNANAです。
初回の今日は、目の肥えたパリジェンヌが御用達にしているスキンケアアイテムをご紹介したいと思います。
とはいってもフランスはインフレの真っただ中。
日本も同じだと思いますが、日々の生活費と美容代のバランスを上手に取っていかなければなりません。
上手いなあと思うのは、お金をかけずに自分に合うものを見つけるパリジェンヌのスピード、そして好奇心です。
私がメイク中に聞いたたくさんの情報の中から、今どんなスキンケアが彼女たちのお気に入りなのか、ここで共有していきましょう。
もちろん自分の肌でも実践済みなので、日本人にも合うアイテムに絞っています。
プチプラというのも嬉しいです!
乾燥するフランスでは、オイルケアが昔ながらの美容法となっています。
特に今の季節は一気に紫外線が強くなるので、外出した日の保湿は念入りにしておきたいところです。
そんなフランス女性の定番オイルといえばやっぱりニュクス!
こちらは顔だけでなく髪、ボディにも使えるということで、フランスでも全ての年齢層において使われています。
ちなみにパリの最安値は50mlで12.78ユーロ(約1820円)でした。
50mlとはいえ長持ちするので、ありがたいプチプラ価格です。
フランスのコスメ売り場はオイルのラインナップが本当に多いですね。
そしてフランス女性はオーガニックも大好き。
もう一つ私が使って良いな、と思ったのはフランス発のBIOコスメブランド「La Rosée(ラ・ロゼ)」のオイルです。
スキンケアは香りも大事。
あまりにも合成の香りが強いと、リピートしなくなるなんてこともあり得ます。
こちらはお花の蜜のような甘い香りで、癒し系の素敵な匂いに肌が包まれます。
ちなみにこのオイルセラムは2019年のマリ・クレール・ベストコスメ大賞をフランス国内で受賞していました。(18.9ユーロ、約2660円)
私は乾燥肌の人に、少量のオイルをクリームに混ぜてスキンケアを行います。
するとファンデーションのノリも持ちもぐんと上がるほか、艶が出て表情が明るくなります。
ただすぐファンデーションを乗せるとよれてしまうので、一度ティッシュオフするのがグッドです。
さて、メイク落としは拭き取りで済ませてしまうのがフランスです。
硬水なので洗い過ぎは禁物、仕方がありません。
しかしどうしても「成分残ってます感」が残り、気づくと小鼻にポツポツとした黒ずみが。
そんな時のお役立ちアイテムとして、フランスの女性はゴマージュ(スクラブ洗顔料)を愛用しています。
オイルに並び、こちらもあるわあるわの品揃えです。
最近ではフランスの薬局コスメがインフルエンサーの影響で再び人気上昇中だと聞きました。
中でもアヴェンヌは、フランス女性の使用率が結構高いです。
こちらは敏感肌対応なだけに、優しいスクラブで肌も乾燥しません。
ピンクと白のつぶつぶも可愛らしいです。
ただ使用は週に1〜2度だけが良くて、メイクをしっかりした日の夜などに、小鼻の周りに乗せてくるくると洗っていきます。
洗い上がりはスッキリ、つるつるに!
(たくさんのメーカーがゴマージュを出しています。フランスはゴマージュ大国でもあります。左アヴェンヌ、15.9ユーロ、右ラ・ロゼ、12.9ユーロ)
フランス発ではありませんが、メイク中に話題に上がることが多いのは「The Ordinary(ジ・オーディナリー)」のプチプラ美容液です。
パリではギャラリー・ラファイエットやBHVに置かれている、いわゆるデパートコスメ。
しかしヒアルロン酸美容液が9ユーロ(約1260円)とは何とも嬉しい値段です。
パリジェンヌのスキンケアは基本シンプルです。
ところが女性の肌は揺らぐことが多く、一ヵ月の内でも中々安定しませんね。
そんな時にプラスしたいのが美容液です。
ただ美容液は成分が良いため価格も高めに設定されています。
継続使用に意義があるので、このような値段はインフレ中のお財布にも嬉しいです。
(美容液の種類が豊富なカナダ発のジ・オーディナリー。日本や韓国でも話題を集めていますね)
パリジェンヌはお財布に負担をかけない、低価格な化粧品を見つけるのが上手です。
今回ご紹介したものは敏感肌・乾燥対策にもOKなので、少しでも参考になれば嬉しいです!
Posted by NANA
NANA
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