某月某日、まず、皮をむいたジャガイモを茹でる。
小さなジャガイモならば半分にカットする。
食べやすいサイズにカットして、茹でる。
竹串がすっと入ったら、お湯を切って、ボウルにいれる。
その時、ジャガイモの３分の１はフォークで潰す。潰さないとの潰したのが混ざるとなんか、不思議な食感になるのであーる。
ベーコンを細切れにしカリカリに炒め、一緒にボウルにほうりこむ。紫玉ねぎがあれば、スライスして、ちょこっといれるといい感じになる。

バターをちょっと、みじん切りのアンチョビをちょこっと、粒マスタードとマヨネーズをお好きな量いれて、あと、小さじ一程度でいいからハチミツを加え、ない場合は、砂糖をいれて、まぜる。
お醤油少々、ビネガー少々、オリーブオイルは様子を見ながら、お好きな分量、少しずつ加えて、味見して、一味とか七味とかピーモンデスプレットとか辛い系を入れるとなおいいかな。
ジャガイモが美味しいことが前提のポテサラなんだけど、決め手は粒マスタードになる。
ちょっと作ってタッパーにいれておくと、一日、二日は、足しになるのだよ。
やってみて。

お昼が近づいてきたので、卵焼き器の小さい奴を取り出し、オリーブオイルかごま油を垂らして、弱火にかける。
ボウルに、卵三個、ごま油、めんつゆ、醤油、塩胡椒、砂糖を適当にいれて混ぜて、卵焼き器に流し込む。
火を強めて、底が固まってきたら木べらで削ぎ、泳がせる、を繰り返し、弱火にして、全体に火が入るのを待つ。
上に蓋をしてもいいね。アルミホイルとかで、落し蓋的な・・・。大きな卵焼きが出来たら、マヨネーズを塗った食パンの上において、卵焼きオープンサンド的なものが出来たので、上に辛い系をふりかけて、完成。

おっと、でも、スープがほしいかな。
ぼくはそういう時、手早く出来る、ミネストローネを作る。野菜なら、だいたいなんでもいいんだけど、（根菜系がいいかね）にんじん、玉ねぎ、セロリ、パプリカ、ズッキーニ、トマトなどを小さく小さくカットし、同じく、小さくカットしたラルドン（ベーコンでよかです）と潰したニンニクをオリーブオイルで炒めて、そこに水、トマト缶、コンソメ顆粒、塩胡椒、で１５分くらいぐつぐつさせたら、あら、早っ、完成なのである。
味とか、具材はその日の気分、その日冷蔵庫にあるものを入れたらいいのだ。
キャベツがあればキャベツ、ぼくは野菜を小さくカットして、スープらしく仕上げるのが好きなので、そうするけど、ごろごろ野菜でも美味しいのである。

卵焼きサンド、ミネストローネ、粒マスタードのハチミツポテサラで、豪華なランチが出来上がるのだった。
これ、カフェに行けば、ランチメニューで食べられるかもしれないのだけれど、自分で作ることの楽しさが奪われるので、ぼくは自宅で「一人飯」をするのである。
どこに引っ越しても、どの国を旅行しても、そこにキッチンさえあれば、美味しい生活は手に入れられるので、やってみましょう。
ところで、我が家のキッチンの崩落中の棚なのだけど、１１月末から不動産屋に、（長谷っちを通じて）直すよう抗議してきたのだけれど、実は先週、不動産屋から「大家は直さない。あなたが自分で直すように」と連絡が来たのであった。
二か月も放置して、結論がこれかよ、と怒った父ちゃん・・・。
「ここに引っ越して二か月で起きた崩落なのだから、こちらに責任がない。もし、あなたがたがこれをぼくに押し付けるなら弁護士と相談をし、消費者センターに訴える」とメッセーを書いたところ、今日、
「大家さんが直すという返事が来ました。お疲れさまでした～」
という軽い返事が戻って来た。
問題発覚から２か月、呆気なく勝利したのである。
その間、棚の傾斜はさらにひどくなっているが、つっかえ棒を増やして補強中。なんとか、持ちこたえておる。
一日がかりの大工事になる見込みで、棚はすべて一度取り外し、壁にレールを取り付け、そこに棚をはめ込むのだとか・・・。
とりあえずはキッチンが元通りになるので、よかった、よかった。
勝利はなおさら気分がいい。
フランスで生きるというのは、何度も書いてきたけれどこういう面倒くさいことの連続を乗り越えてこそ、の人生だったりするのである。
やれやれ。
乗り越えないとならない山が多すぎやろ・・・、笑。
なので、美味しいものを食べて、気分を変えていくしかない。

※　これは昨夜、作った簡単ラザニア！！！　日々、料理できることの愉しみといったら、ないね。熱血～。

つづく。

今日も読んでくれてありがとうございます。
今日はピエールとミュージック・ビデオの打ち合わせをやりました。「ガラスの天井」に次ぐ第二段を最初はロブソンが撮影するはずでしたが、諸事情で、ピエールに変更となり、元ボリショイバレー団のプリマ、アフガニスタン人バレエダンサー、ソフィアさんが、やってくださることになり、面会をしたのですけど、雰囲気のある素敵なママさんでした。４０代後半だけれど、（歩んできた人生が顔によく刻まれていて、最高な配役）凛とした面持ちの人で、彼女がぼくの「空」という曲にのせて、パリの随所で踊ります。台本を作ったので、今度、お話をしますね。切ない物語なのです。元プリマの人生についての・・・。
さて、お知らせです。１月２９日が迫ってきましたね。父ちゃんのオンライン・文章教室（エッセイ編）ですけど、ご興味のある皆さんは、下の地球カレッジのバナーをクリックくださいね。
そして、ＮＨＫの「パリごはん」の放送時間が決まりました。チェック・プリーズ！
ＮＨＫの「パリごはん、秋冬編」放送日ですが、
2023/2/17（金）後10:00～10:59【ＢＳプレミアム・４Ｋ同時】なのです。ついにちくわず男の義和Ｄが編集に入った模様です。４か月半に及ぶ、父ちゃんのアフター子育ての記録です。引っ越しあり、三四郎との旅もあり、てんこもりですぞ。
「辻仁成のパリごはん　2022年秋冬」(59分)
そして、再放送もあるようです。２１日って、５日後じゃないか！！！
2023/2/21（火）後5:00～5:59【ＢＳ４K】※再放送
2023/2/21（火）後11:00～11:59【ＢＳプレミアム】※再放送

ついでに、命をかけたパリ「オランピア劇場」（５月２９日）でのライブ、近づいてきましたね。よっしゃー、熱血～。
朗報です。在仏の皆さん、フナックでチケットゲットできますよ！！！フナックのチケット売り場で堂々と発売中です。
それから、オランピア劇場ライブの翌日に、ＪＡＬパックさんが企画をし、ぼくがよく知るレストランで、せっかくだからランチ会をやることになりました。ぼくも顔を出し、トークをやる予定ですので、せっかくパリに来られる皆さま、よろしければ、どうぞ、ご参加ください。ＪＡＬパックさんに相談をすれば、モンサンミッシェルなどのツアーも・・・。この機会に、ぜひ。
詳しくは、こちらのＵＲＬをクリックください。
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5月30日 辻仁成 オランピア公演記念 『感謝！Merci！』 トーク&ランチ会　《追加設定》

続いて、父ちゃんのニューアルバム「ジャパニーズソウルマン」はこちらです。ルクセンブルグで２８位とお伝えしましたが３０位から圏外に落ちたのに、今日、また２９位にランクインしたんです。ルクセンブルグ大公国に感謝！！！
無料でも聞けます。ってか、ほとんど無料に近いですので、思う存分楽しんでください。
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