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パリ最新情報「パリの通りがシャンパンの「泡」で埋め尽くされる。6000個の風船が登場!」 Posted on 2022/12/31 Design Stories  

 
フランスの年末年始に欠かせない飲み物と言えば、やはりシャンパンだ。
シャンパンの値段は他のアルコールに比べ少し高いため、ほとんどのフランス人は特別な日に向けてこれを用意する。
また誕生日や結婚式でもシャンパンの栓が勢いよく開くのだが、これは泡が上に昇っていく様子や、ゴールドの色合いが「縁起が良い」とされているためなのだそう。

さて、そんなハッピーな泡の光景が、6000個の風船となってパリの一角に現れた。
場所はパリ2区、素敵なカフェやレストランが立ち並ぶモントルゲイユ(Montorgueil)通り。
イベント期間中だけ通り名を「Rue des Bulles(泡通り)」とし、シャンパンを連想させる白とゴールドの風船で辺り一帯を埋め尽くした。
 

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全長360メートルの泡通りでは、およそ2階建ての高さから6000個の風船が通行人を見守る。
なおこれを発案したのは、フランスのシャンパン・メゾンであるニコラ・フォイヤット。
偉大なシャンパン・メゾンがひしめくフランスの中では設立40年と比較的若い方だが、少し敷居の高いシャンパンを身近なものにした、としてその存在が広く知られるようになった。

このイベントは今年で2回目を数える。
昨年はパリ左岸のカネット通り(6区)を同じく風船でジャックしており、期間中は周辺のバー・レストランでシャンパンのオーダーが4倍になったという。
こうした成功を受け、今回はパリでも観光客が多く足を運ぶモントルゲイユ通りが選ばれた。
 

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期間は12月8日から1月1日までの3週間で、フランス人のみならず国外の人にもシャンパンの魅力を再発見してもらいたい、という目的があるとのことだ。
風船6000個の光景は確かに圧巻で、たくさんの人が同時に上を見上げ笑顔になっていたのが印象的だった。
これらは関係者たちが約300時間近くかけて膨らませたといい、取り付けも丁寧に手作業で行なわれたという。
 

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期間中は風船が飾られただけでなく、数回のジャズコンサートとバルーン・ショーも開催された。
また毎日18時〜20時の間をハッピー・アワーならぬ「バブリー・アワー」とし、提携のバーやレストランでは、シャンパンを1杯注文するごとにもう1杯を無料で提供するという太っ腹なサービスが提供された。
 

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「Rue des Bulles(泡通り)では、シャンパンを飲みながら楽しい時間を共有することを可能にします」と主催者は説明する。
通りの実行委員会や店主らも開催にみな意欲的だったといい、将来的には泡通りが毎年恒例のイベントとなる可能性もあるとのことだ。
開催場所はランダムに選ばれるというが、エピスリー(食材店)やバー、レストランなどが混在する賑やかな通りを主催者側は希望しているという。
 

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クリスマスが過ぎたフランスでは、いまだ名残惜しそうにツリーなどの飾り付けが残されている。
これはフランスの人々が「クリスマスの雰囲気が大好き」という気持ちから残されているそうで、年末年始のまたひとつの風物詩ともなっている。
今回のモントルゲイユ通りでもたくさんの飾り付けが残っており、クレープやワッフルスタンドでは赤と緑のカラーをまだまだ見ることができた。

なお、これらの通りにはカフェやパティスリーも多く並んでいるため、お酒をたしなまない人でも雰囲気を十分に楽しめる。
大晦日のイベントとしてはシャンゼリゼ通りの花火などが有名だが、よりしっとり過ごしたい人は、ゴールドの風船を眺めながらシャンパンやカフェを…というのも良いかもしれない。(る)
 

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