某月某日、この数日の日記を参照頂きたいが、ぼくは銀行さんの不手際の連続で、「銀行保証」という超面倒くさいサイン（数百字の長文を手書き×３）を書かされた。（今、怒りに震えており、・・・）その上、何度も書き直さないとならず、その手続きに膨大な時間、（パリと田舎と往復までさせられ）膨大な時間と手間暇がかかり、不動産屋に叱られた、ということは、ここで詳細に書いてきたのだけど、・・・昨日やっと、「銀行保証」の証書が完成し、大喜びをした、というのは読んで頂けた通りであーる。
吉方位のおかげだ、とここに書いたばかりだったが、今朝、不動産屋から電話があり、
「これは受け取れない」
と、困惑するメッセージが・・・なななな、なんやって～。
「これ、内容間違えているし、新しい契約書を夏前に送りましたでしょ？　辻様、それで銀行保証をやってくださいと申し上げたのに、古い契約書で、銀行保証が作られています」
うんぬん。
驚いて調べたら、ぼくは新しい契約書を担当さんが夏休みなので、その相棒の方に送っておいた。（そのような指示が担当さんからあり）
７月１４日、その方から、「確かに受け取りましたので変更します」と受け取りのメールもいただき、安心しきっていた。
でも、変更されていなかったのだ！！！！　夏休みのあいだ、ぼくは休みなく、働きづくめで、やっと落ち着いたところだったのに・・・。今日はコーヒーもお預けだよ。
ぼくは「今日の吉方位」に三四郎と散歩中だったが、愕然とし、銀行の担当さんに「これこれしかじか」とメッセージを送った。吉方位へ行く道すがら担当さんから、電話があった。
「まことにすいません」

「お恥ずかしいことに、こちらのミスです」
「ミスって・・・・」
動けなくなる父ちゃん。吉方位の途中で・・・・。
もう、どっちが吉方位かわからなくなった。吉方位はどこじゃあああああ。
「どうしたらいいんですか？」
「もう一度、サインを」
「ええええええ、どんないじめーーー」
「すいません」
言葉が出ない。
いったい、何回書き直したことだろう。
「いや、もうそちらのミスなんだから、そちらで直接不動産屋とやってください」
「それができないんです。法律上」
「そんな。何度も何度も、そこに出向いて、一度は短い夏休みで寛いでいたのに、パリと田舎を往復までしたじゃないですか？？ぼくは夏の間、休みなく働いて、あなたたちは夏休みをしっかり楽しんで。・・・でも、文句も言わず、長文の誓約を何度も何ども書いてきたんですよ・・・。おたくの銀行やめます」
「すいません。お恥ずかしいかぎりです」
恥ずかしいのは、吉方位さんだよ。吉方位さんが泣いている。
ということで、吉方位に喜んだのは束の間であった。不動産屋は、受け取りを拒否、ぼくは引っ越せない。いったい、どうなるのだ、ぼくの人生・・・。
銀行の責任者は何をしているというのだろう。責任者さん、何をしているの？
三四郎が動かない父ちゃんを見上げている。
ぼくは、途方に暮れた。
もう、怒った不動産屋、ひらあやまりの銀行さん、父ちゃんは吉方位の日に、引っ越しが出来るのだろうか、この話は、冗談じゃなく、激怒を超えて、絶望の手前にて、気を失いつつある。
日記にどこまで書いていいのか、わからないけれど、もっと，事態は大変な方位へと向かいつつあるのであーる。
読者の皆さん、人生なんて、こんなものです。とほほ。

つづく。

ということで、ぼくは振り出しに戻ってしまいました。もう一度、銀行保証の審査にはいり、長大な文章を三枚も手書きで書き直し、それが銀行内の二か所の部門をまわり、偉い人のサインを貰い、発行となるのでしょうね・・・。しかし、不動産屋よりも、「アーティストには貸せない」と言っている大家がそれを許すのか、どうか・・・引っ越しは３週間を切っています。
運命やいかに。
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