JINSEI STORIES
退屈日記「なかなか腹筋割れない父ちゃん、腹筋の回数を500回に増やしたが」 Posted on 2022/06/11
某月某日、8月のビルボードライブまでに「必ず腹筋を割る」と宣言した父ちゃんであったが、なかなか割れない、というのが現状であるということをここで告白しておきたい。
これは敗北宣言ではなく「腹筋を割る」というのが思ったよりも難しいのである。
そもそも、ぼくは筋肉が他の男性よりも柔らかく、相談した友人の解剖学のフィリップ先生曰く、「あなたの筋肉は非常に柔らかいので、ボディビルダーみたいにはならないよ」と念を押されてしまった。
それでも、割りたいし、ある程度は割れるはずだから、腹筋の回数を一日500回にまで増やしてみたのだけど、まだ、割れる気配がない・・・。
いろいろと調べたら、これだけじゃ腹筋は割れないことが判明した・・・ううう。
まず、腹筋を割るために重要なこと、調査した結果をここにまとめてみる。
1, 腹筋だけではお腹を割ることはむずかしい。
2, 体脂肪を減らすことで、腹筋は割れる。
3, 腹筋が浮き出る体脂肪率は15%。
4, 高たんぱく、低脂肪、中炭水化物を意識した食事。
5, 有酸素運動は脂肪を燃やすので効果的。
6, しかし、有酸素運動をやりすぎると筋肉を分解するので、30分以内。
7, 腹筋だけじゃなく、スクワット、背筋、腕立て伏せも同時にやる。
8, 十分な睡眠をとる。
もっとも、一日に500回の腹筋がまったく効力を発揮しないわけではない。
「腹筋を割るぞ」宣言後、徐々に腹筋の回数を増やしているので、ぽっちゃりと出ていたみじめだったお腹は確かにへっこんだ。
まだ食事制限はしていないけれど、もともとそんなに食べないので、アルコールを減らすなど無理のない範囲で体脂肪は減らしつつある。
ベルトの上からどかっと出ていた脂肪の塊は気のせいかとれてきた。なんとなくだけど、肺の下の腹筋が割れている気もするが、蜃気楼のようなもので、気のせいかもしれない。
500回の腹筋は、さすがに、回数の効力はゼロじゃない。
300回を超えた時から、腹部だけじゃなく、背中の筋肉も鍛えられてきた。
最初の頃は腹筋の後、腹痛になったり、おなかを壊したり、首回りを痛めたりしていたけれど、今はそういうのもなくなった。
やはり継続は力なり、である。
とにかく、何事も一緒だけど、最初の100回までが苦しい。
数えながらやっているので、101と口にした後は、数字が気にならなくなり、200,300を超えると、500まではそんなに遠い道ではなくなる。
500回の腹筋にかかる時間は、だいたい10分だ。小さい休憩を含む・・・。
※ 解剖学者であり、筋肉の博士でもある、友人のドクター・フィリップさん。彼はこの格好で施術をしている。あはは。
とくにランニングとはかしていない。
そういうのを取り入れると苦痛になり、挫折してしまうので、有酸素運動は「三四郎の朝昼晩の三回の散歩」だけ・・・。
あと、うちは4階までエレベーターがないので、一日に5,6回、ここを上り下りしている。これが、スクワットより効果がある気がする。笑。
そのうち3回は、5キロの三四郎を抱えて上り下りしている。(ミニチュアダックスフンドは胴長短足、脚に負担がかかるので、階段の上り下りがいけないらしい)
ともかく、ライブまであと2か月なのだ。
父ちゃんは有言実行なので、必ず、腹筋を割ってみせたい。
一応、風呂に入った後、腹部の写真を撮影し皆さんに今日までの成果をアピールしようと思ったのだけど、サイトの管理をしているスタッフさんに、
「やめときましょう。そういう、自分をお下げになるような安っぽい行動は」
ととめられてしまった。残念。安っぽい父ちゃんである。
ライブ中にお腹をみせるのも下品なので、証拠隠滅みたいで申し訳ないが、割れた腹部を想像しながら、ご鑑賞いただきたい。えへへ。
しかし、腹をへこませる。
これは、62歳からでも可能な行動であることは間違いない。皆さん、ご一緒に!
つづく。
今日も読んでくださり、ありがとうございます。
父ちゃんからのお知らせです。
明後日、6月13日は、いよいよ、父ちゃんの日本公演のチケット発売日になります。
8月8日、大阪ビルボード、12日は横浜ビルボード!!!!!!!
NHK・BSの新作「ボンジュール、辻仁成の春ごはん」の本放送は6月17日に迫ってきました。今回も西山義和ディレクターが頑張ったようです。
6月30日はマガジンハウス社から、いよいよ「パリの空の下で、息子とぼくの3000日」が発売に。
そして、
6月26日に、地球カレッジ、前期エッセイ教室の最終回、総まとめ編です。
エッセイを書くのが大好きな人、文章家を目指しているあなた、ブログをやっている皆さん、ぜひ、ご参加ください。課題もあります。
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