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パリ最新情報「都会のペットに寄り添う新コンセプトストア、パリに誕生!」 Posted on 2022/02/11 Design Stories  

パリでは、多くの人がワンちゃんや猫ちゃんと暮らしている。
2024年からはペットショップでの犬猫の販売が禁止となる法律も出来上がり、動物の権利は拡大する一方だ。

およそ2人に1人が動物と暮らしているとされるフランスだが、当然のことながら都会と地方ではライフスタイルが異なる。
大都会パリでは一軒家よりアパルトマン、多頭飼育より単独飼育、という形が圧倒的に多く、飼い主さんたちはパートナーにストレスを与えないよう、たくさんの工夫を凝らしている。

パリ最新情報「都会のペットに寄り添う新コンセプトストア、パリに誕生!」



そんな飼い主さん・ワンちゃん・猫ちゃんに寄り添うべく、この度「都会のペットに特化した」新しいタイプのコンセプトストアがパリの2か所にオープンした。

1つは、サンジェルマン=デプレ地区にある「ラトリエ・フェラン(L’Atelier Félin)」。
猫ちゃん専門のコンセプトストアで、2022年1月から2年間、期間限定で営業している。

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ここでは獣医さん、動物心理学者、プロのブリーダーたちが交代で在籍し、猫ちゃんのライフスタイルに合った食事や健康アドバイスを提供する。
店頭でも相談は可能だが、あらかじめ予約すれば15分の無料カウンセリングを専門家たちから受けられるという。

動物病院より気軽に、ペット用品店より親身に、というのが特徴で、例えば「アパルトマン暮らしの猫ちゃんにはどういった栄養・遊びが必要か」ということを猫種ごとに細かく指南してくれる。

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またラトリエ・フェランは動物愛護団体とも提携し、保護猫の養子縁組も行っているとのことだ。すでに一緒に暮らしている人だけでなく、猫ちゃんを新しく迎えたいという人にも嬉しいコンセプトストアとなっている。
仏ペットフードメーカーのロイヤルカナンが運営しており、期間後も常設を目指しているという。

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もう1つは、マレ地区にある飼い主さん参加型のコンセプトストア。
こちらはワンちゃんも猫ちゃんもOKで、ワンちゃんなら飼い主さんと一緒に訪問することができる。

ワクチンと避妊手術の重要性、シニアドッグとより良く過ごすためには、といった無料の講習会を定期的に行っており、飼い主さんどうしの交流もあるそうだ。
ただフードの販売はしておらず、あくまでも「楽しんで知識を共有してほしい」とのこと。
プロのカメラマンによるワンちゃんとのフォトセッションも無料で、いつでも気軽に声をかけてください、と和やかな雰囲気なのが印象的だった。

パリ最新情報「都会のペットに寄り添う新コンセプトストア、パリに誕生!」



スタッフさんの中には日本語を話す方もいて、日本人は「ウェルカム!」だそうだ。
ラトリエ・フェランと同じく、獣医さん、プロのブリーダーたちが集まり、パリという大都会で飼い主さんと動物の双方が気持ちよく過ごせる方法を一緒に見出していく。
2022年1月24日から4月23日までの期間限定。

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ワンちゃんや猫ちゃんはもはや「ペット」ではなく、人間の大事なパートナーだ。
ひと昔前まで外で飼っていた、人間の残り物を与えていた、というのが信じられないくらい我々の意識も変わった。

都会で暮らす、地方で暮らす、動物たちは自分で選択することができない。しかし、彼らのストレスを最小限に抑えて、ベストな環境を整えてあげたいと思う。
今回のようなコンセプトストアは、動物との共生を目指すパリらしい試みでとても良い案だと感じた。(聖)

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