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パリ最新情報「ついにフランスのカフェ、レストランが再開した」 Posted on 2021/05/19 Design Stories  

本日、19日より、フランス全土で続いていたカフェ、レストランの営業制限が解除され、テラス席のみ、営業再開が許可された。(美術館、商店、映画館も再開された)
これを待ちわびるのように数日前から、カフェの前はテラス席の設営がはじまり、どこの通りも、業者で溢れかえった。
欧州は車と車の車間距離ゼロの路駐が有名だが、フランスでは車購入時に車庫証明などはいらない。
家の前のPAYANT(ペイヨン)と書かれた場所に車を止めることが出来る。(もちろん、駐車料金はとられる)
その場所を利用してテラス席の設営がはじまったので、ここ数日、いつもの場所に車を止めることのできなくなった駐車場難民も増えた。
それでも、町の人々は自分たちの町のカフェやレストランが戻ってきたことを喜んでいる。

パリ最新情報「ついにフランスのカフェ、レストランが再開した」



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しかし、いきなりのテラス席での再開、テラス設営用木材が高騰した。また、設営業者はひっぱりだことなった。
筆者の知り合いのレストランはなんとか業者を頼むことが出来たにも関わらず、設営の日に、店の前の車がどかず、結局業者が帰ってしまうというハプニングに見舞われた。
花見の場所取りならぬ路上のテラス席どりが今、フランス全土で話題となっている。
道の上にテラス席を急ごしらえするので、店舗間での争いも起きている。
少しでもテーブル席を多く設置したい経営者の気持ちもわかるが、狭い通りにカフェやレストランがひしめく繁華街ではそれだけいざこざも増えるというわけだ。
星付きレストランなど、高級志向のレストランなどは、路上でのサービスに抵抗感があり、9日の全面再開を待つしかない。

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その6月9日だが、店内での営業再開にも平米数あたりの席数など、いろいろと厳しい条件が付く。
感染者数が減じているフランスだが、これ以上のロックダウン継続は経済的にも厳しい。政府の苦渋の判断、いわば後がない営業再開なのである。
しかし、ここで再び感染爆発となれば、その未来を楽観できなくなる。
幸いなことに、カフェ、レストランの先行再開を行った英国では、ワクチンによる集団免疫獲得の成果か、今のところ、感染に歯止めがかかっている。
フランスもワクチン接種拡大を続けているので、6月9日以降、もしかすると、元の世界が部分的に戻ってくることになるかもしれない。
ワクチンの接種拡大とカフェ、レストランの再開がセットでこの夏へと突き進むフランス。
しばらくはまずテラス席で美味しい料理に舌鼓ということになりそうだ。
もっとも今日、ここパリは雨なのだけど、先行きの不安を物語るような横殴りの雨と風、嫌な営業再開初日となった。(中)

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