JINSEI STORIES

リサイクル日記「人間、頭にきたら、その怒りを隠さず表に出し、スッキリ・ライフ」 Posted on 2022/07/03   

某月某日、ぼくは頭に来ることがあったら、言葉にして怒るようにしている。
で、昨日もブツブツ怒っていたら、息子がやって来て笑われてしまった。
しかし、怒りはぼくにとって、ある意味、エネルギーなのだ。
頭にきたのに、それを我慢して、いい人でいようとすると間違いなく、ぼくの場合はストレスになる。
ぼくが健康でいられるのは、適度に、というか、ちゃんと怒る時には怒ってガス抜きをしてきたからかもしれない。
なかなか社会の中にいるとこれが出来ない、と人は言うのだけど、トイレで怒ってもいいので、怒りを飲み込まないことが大事だ。
「ちょっと5分、席を離れます」
と言って、駐車場にでも行き、ふざけんなよ、俺はお前の踏み台じゃねー、と言葉にするべきだ。
おっと、周りに誰もいないことを確認した後でね。
吐き出したら、何食わぬ顔で戻って、再び仕事をする。



ところがこれを我慢すると、おならと一緒で体調を壊すことにも繋がりかねない。
蓄積された怒りは間違いなく、人間性をむしばんでくる。
これは気を付けたい。
人間はガス抜きが必要なのだ。
善人で生きる必要なんかない。でも、相手がお得意さんなので暴言吐けない場合は、どこかでガス抜きを上手にやることをおススメする。
で、とっても大事なことは、怒ったらそれを引きずらないことである。
怒っていいから、怒ったらそのことを出来るだけ早く忘れるように心がける。
怒ることで、納得し、次に行けるわけだから、ある意味、これは理にかなっている。



拙著「人生の十か条」の中に、こういう10の心得がある。
1, そいつの暇つぶしの標的になるな。
2, そいつの自慢話のネタにされるな。
3, そいつの踏み台になるな。
4, そいつの寂しさの犠牲になるな。
5, そいつの出世に利用されるな。
6, そいつの愚かな虚勢に組み込まれるな。
7, そいつのはけ口になるな。
8, そいつは無視でよい。
9, そいつは暇なんだ。
10, 己は清く正しく生きたらよい。



さんざ、怒った後、こういうことを心の中で唱えて、冷静さを取り戻し、人生の現場に戻ればいいのである。
とにかく、我慢したり、必死でこらえていけない。
権力者じゃないぼくらはガス抜きを小出しにして、その場その場をすりぬけていけばいいだけのことである。
ぼくのような還暦過ぎの人間でも、そんなことはしょっちゅうである。
なので、気にしないでいい。
人間ちっちぇー、と笑われても構わない。
そもそも人間は神様じゃないので、ちっちゃいし、すべてを受け止める必要はない。
嫌なことは嫌なこと、人間性を否定されてまでへらへらしちゃいけない。
怒ったら引きずらないで、先に行く、これが潔い。

リサイクル日記「人間、頭にきたら、その怒りを隠さず表に出し、スッキリ・ライフ」



自分流×帝京大学
地球カレッジ