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父ちゃんのレシピ「インスタントラーメンを豪華ラーメンに変える術」 Posted on 2021/02/22 辻 仁成 作家 パリ
毎日、献立ご苦労様です。
今日は昨日、仕込んでおいたチャーシューと漬けておいた半熟煮卵をインスタントラーメンに添えて、ランチとします。
残ったチャーシューは夜、アレンジして夕飯の一品に加え、食べます。
チャーシューチャーハンとか、…。
たまには、楽したい日もあります。とくに疲れがたまってきているならば、料理をやらないで済むよう、前日仕込んでおくと便利です。
つまり、前日の夕飯の時に、チャーシューと煮卵を一緒に作ってしまえば、翌日が楽になるという寸法。
これぞ、主夫の知恵なのです。えへん。
しかも、そこそこ美味しいインスタントラーメンを、このチャーシューの投入によって、ラーメン屋さんで食べるラーメンのちょっと手前くらいのレベルまでには高められるので、ぜひ、やってみてください。
さっそく、手ほどき!
まずは、材料になります。何人分かはよくわかりませんが、ぼくら父子なら、二回分のラーメンが食べられるサイズ感、4人家族向きですね。
豚バラ肉 500g、
しょうが、スライスで2,3枚
ネギの青い部分、お好みで
醤油50ml、
みりん50ml、
酒50ml、
砂糖大さじ1
卵4個(お好みで)
じゃあ、作ってみましょう。
まず、豚のバラ肉ですが、フォークでしっかり穴を開け、丸めてタコ紐で整形します。
今日は、秘密兵器、圧力鍋を使いますね。(圧力鍋がなくても出来ます! ご安心を)
圧力鍋に油大さじ1をひき、肉のまわりにしっかり焼き色をつけてください。これだけで、美味そうだな、と思うくらいやっちゃってください。
同じ鍋で肉がひたひたになるくらいの水を加え、下茹でします。生姜、ネギの青い部分、酒を加え、圧力をかけて20分。圧力鍋がない場合は普通の煮込み鍋で大丈夫。フタをして1時間ぐらい煮込んでくださいね。
豚の下茹でができたら、フタを開け、醤油とみりんを足して、煮汁が半分になるくらいまで煮てください。
火から下ろし、荒熱がとれたらジップロックなどに移して煮汁につけておきます。すぐに食べてもいいですが、冷蔵庫で一晩保管しておくと味がよく馴染みます。
卵を半熟に茹で、同じ煮汁につけておくとよいですよ。便利でしょ? えへへ。で、翌日、薄切りにしてお好きなラーメン、チャーシューと煮卵を載せたら、完成となります。いやぁ、美味しかったぁ。
煮卵だけ作りたい人は、半熟煮卵レシピ、こちらから⬇️
https://youtu.be/rkBQy9ML3yc