JINSEI STORIES
父ちゃんの料理教室「鳥天ではなく、チキンフリットとお蕎麦という新しい組み合わせ」 Posted on 2024/09/06 辻 仁成 作家 パリ
毎日、夕方になると、頭を抱えるのが、献立なのであーる。
安価で、美味しいもの食べたい!!!
好物なので、日本に行くと、鳥天と蕎麦を選ぶ父ちゃんなのだが、今日は、そこにちょっと一工夫・・・、鳥天じゃなく、イタリアのフリットみたいな鳥の天ぷらというのも悪くない。なぜなら、ワインに合うのだ!!!!
いえーい。
天ぷら粉で作ると、いつもと一緒になっちゃうから、ちょっと、変えたいわ、辻さん、なんか、あーた、知らないの~?
とおっしゃるマダムをその気にさせる、父ちゃんからの提案でござる。
父ちゃんが得意なチキンフリットの特徴は、てんぷら粉いらずで、ふっくらジューシーで、サクサクで、しかも、美味しい、ときた。
お塩をちょっとかけて、イタリアン風に、そのまま食べるので、今までにない触感と、もちろん、パスタとの相性も抜群だけど、蕎麦もこれが、いけるのであーる。
ペペロンチーノもあうけどね・・・あはは。
とまれ、どっちにでも転べる、最強料理。いかがでしょうか?
ということで、今日は白ワインと蕎麦に最適な一品。鶏肉の天ぷら。
辻家ではチキン・フリットと呼んでいるものをご紹介~。まずは、材料!!!
鶏むね肉 1枚
塩・こしょう 少々
片栗粉 適量
卵白 4個分
※ここからレシピになるので、「ですます」調に変更します。笑。
まず、パン切り包丁で鶏むね肉をそぎ切りにします。
パン切り包丁を使うのが、辻家のやり方。
これ、ぜひやってみて!
この一手間で、繊維が柔らかくなり味も絡みやすくなるのです。ギザギザに肉を切るので、味が染みいります。
お試しあれ。秘儀です。
父ちゃんの。
はい、ここまでいいですかぁ?!
つづきまして、鶏肉をボウルに入れ、塩・こしょうで下味を付けます。
これがね、とっても大事です。
ちょっと時間あれば10分くらい寝かせてくださいね。
ぐーぐー。
卵白を別のボウルに入れて塩ひとつまみを加え、ハンドミキサーでメレンゲ状になるまで混ぜます。
ちょっと緩めの状態がベストなんだよね。
でも、恐れずに失敗してみて。失敗は成功のもとだから。
はい、ここまでいいですかぁ?!
鶏肉に片栗粉をまぶし、メレンゲにくぐらせ、180℃の油で揚げます。アスパラなど一緒に揚げて添えてもOKだよ~。
アスパラ、美味しいよね。
とにかく、今までとは違う、美味しいフリットの完成です。
蕎麦、チキンフリット、そして日本酒(白ワインでもいいねー)、フラー・ド・セル(塩の華)をちょっとふって。あ~、もう最高です。
待ち遠しいな、自主隔離があけるの。
えへへ。ボナペティ。
※ あれ、最後までですます調になってしもうた。えへへ。
追加で、もう一つのレシピを!!!
もっと簡単な方法、最近、父ちゃんはこっちで作ることが多いです。
ボウルに、
小麦粉大匙3,
ベーキングパウダー小匙1
塩、ひとつまみ
マヨネーズ、大匙1
炭酸水をちょっとずつ加えてパンケーキとクレープの間くらいの生地になったら、
鶏肉をくぐらせて、油で揚げるだけ。
この方法だと、カリカリに仕上がります。
どちらでやっても美味しいですよー。
試してください。
はい、もろもろ、お知らせでーす。
今年最後になります、エッセイ教室は、9月8日です。
こちらから、お申込みを。
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https://tunagate.com/community/xWZVvgZD/circle/92861/events/348688
さて、今度のラジオは、5日の日本時間22時からになります。父ちゃんのマシンガントーク、炸裂しますよー。和やかな時間をお過ごしください。
ラジオの申し込みは、こちらのツジビルバナーから、どうぞ!!! 毎年、イベントなどもやってます。
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