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アンコール・料理教室「不意に食べたくなる、黄金の誘惑、エッグベネディクト!」 Posted on 2024/07/26 辻 仁成 作家 パリ
ロンドンに行くと必ず食べるものがエッグベネディクトでした。それで自宅でもやってみようと作り出したのですけど、難関が二つ、オランデーズソースとポーチドエッグなのです。ソースはなかなかもったりならず、さらっとなったりしていたので、大事なのは速度と温度です。作り方はマヨネーズと一緒ですけど、油じゃなくてバターでやること。つまりバターマヨネーズのようなもの、をイメージしてください。ポーチドエッグのコツは酢をいれること、回転と卵の落とし方です。これは何度か失敗する覚悟があれば上達します。何が何でもフォートナムメーソン級のエッグベネディクトを作るのだ、という根性が大事です。あはは。はい、ここまでいいですかぁ!?
じゃあ、さっそく作ってみましょう。
材料 (4人分)
卵(大) 4個
お湯 適量
お酢 大さじ2
スモークサーモン 4切れ
マフィン 2個
岩塩 適量
パプリカ(粉) 適量
*オーランデーズソース
卵黄 4個
バター 160g
レモン汁 1個分
塩胡椒 適量
まず、オーランデーズソースを作ります。ボールとそれより一回り大きめのボールを用意してくださいね。鍋にお湯をわかし大きめのボールに入れましょう。バターは透明になるまでよく溶かしておきます。小さい方のボールに卵黄を入れ、湯煎の要領で温めてください。湯煎の温度は、高過ぎても低過ぎてもいけないので、時々湯煎からだしたりお湯を足したりしながら調節しましょう。白っぽくボリュームがでてきたら(目安の時間は四分くらい)溶かしバターを少しずつ加えながら混ぜ続けます。続いてレモン汁を加えて混ぜてください。分離しないように混ぜ続けること。マヨネーズくらいの固さになったら仕上げに塩こしょうで調味します。ここまで、いいですかぁ!?
続いて、ポーチドエッグを作ります。卵は一個ずつ小皿に割っておきます。鍋にたっぷりのお湯を沸かし、お酢を入れてください。お湯はグラグラにならない程度を保ちます。木べらやお玉でそっとお湯をかき回してゆったりした渦を起こし、渦の真ん中にそっと卵を一個落とします。さらにお湯をかき混ぜながら形をととのえてください。卵のサイズにもよるが目安としては四分くらい。白身が固まったら網で卵をすくい、キッチンペーパーの上において水を切ります。残りの卵も同様に一個ずつ作りましょうね。はい、ここまで、いいですかぁ!?
次に、マフィンを半分に割ってトースターで焼いてください。お皿にマフィンを乗せ、スモークサーモンを乗せ、その上にポーチドエッグを乗せます。上からたっぷりとオーランデーズソースをかけてくださいね。仕上げに好みで岩塩やパプリカをふって完成となります。ここまで、いいですかぁ!!!! やりましたね、おめでとうございます。ボナペティ!
※じゃあ、エッグベネディクトをケーキカットして、中から誘惑の君、じゃなく、黄身が溢れ出る瞬間のめでたい映像をプレゼントします。これを目指して頑張ってくださいね!
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