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GOTOキッチン「チャツキー、ギリシャ風きゅうりのサラダ」 Posted on 2020/08/16 辻 仁成 作家 パリ
あまり食欲が出ない時、なんか一品欲しいな、と思うあなたにおススメなのが、この「ギリシャ風きゅうりのサラダ」です。
ぼくはこれを主食にしています。
毎日でも食べられるし、白ワインのおつまみにも最適なので、ちゃちゃちゃっと作っています。
ギリシャでは、チャツキーと呼ばれているのです。
何より、数分で出来てしまう手軽さが、強い主夫の味方なのです。
では、さっそく作ってみましょうかね。よっこらしょ。
材料:きゅうり、レモン、ヨーグルト、サワークリーム、にんにくのすりおろし、パセリ、オリーブオイル、塩胡椒。
きゅうりはスライサーなどで2mm程度にスライスしておきます。塩をふって5分ほどおき、出てきた水分をしっかり絞りましょう。
きゅうり1本、レモン1/4個、ヨーグルト大さじ1、サワークリーム小さじ2、オリーブオイル少々、にんにくすり下ろし少々(チューブなら1cm)を加えてよく混ぜ、パセリのみじん切り(無くても良い)、塩こしょうで味を整え完成となります。超簡単なんですけど、猛暑のこの食欲のない時期には本当に助かる一品なので、試してみてください。
ちょっと冷やしてから、焼いたトーストの上に載せて齧るのも良し、ハムと一緒に柔らかい食パンで挟んでサンドイッチにしてもいいですし、もちろん、そのまま食べるのも良し。
実はフランスだと、クレームフレッシュというものがサワークリームよりも一般的でよく料理に使われており、サワークリームより軽く、ヨーグルトよりやや硬く、料理に独特な味わいを持ち込むので便利です。※欧州在住の皆さんはクレームフレッシュだけで作ってみてください。ちなみに、写真のは、クレームフレッシュで作ったもの。
ブルガリアヨーグルトで作ったものも食べてみたいですね。マヨネーズ、生クリームなどをちょっと加えると味変になっていいです。要は決め手は「にんにくのすりおろし」なのです。ぼくは簡単だから、チューブでやっています。朝昼晩、いつでもお手軽にできるので、さっそく作ってみてください。キッチンは裏切りません、ボナペティ!