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家庭フレンチの定番を「おやつはシューケット」 Posted on 2022/06/01 セギュール ちえみ(DS編集部) 料理好き パリ

日本のおやつの時間といえば3時ですが、フランスのおやつ時間は夕方4時から4時半。小学校が終わるのが4時半なので、だいたいその時間が「おやつの時間」とされています。フランスの子供のおやつの定番は、市販のクッキーなどに加え、パン屋さんのクロワッサン、パン・オ・ショコラ、クレープ、バゲットを開いて板チョコレートを挟んだものなど、いろいろありますが、学校帰りの子供たちが目を輝かせるのが、パン屋さんで山盛りになっているシューケット。
「シューケット」とは、”小さいシュー”という意味で、シュー生地にパールシュガーがのっているだけのシンプルなお菓子。中には何も入っていません。買い方は、100g単位や10個単位と、パン屋によって違いますが、だいたい子供1人で100gくらいはペロッと食べてしまいます。お買い物についてきた小さい子供にご褒美としてシューケットを一つ持たせてくれるパン屋さんもあり、フランスの子供たちにとってシューケットはちょっと特別なものなのです。

家庭フレンチの定番を「おやつはシューケット」



このシューケット、パン屋さんで買うと結構いいお値段なのですが、実は家でも簡単に作れます。たった卵2個で30個くらいのシューケットが出来上がりますよ。

家庭フレンチの定番を「おやつはシューケット」

家庭フレンチの定番を「おやつはシューケット」

オーブンを250度に予熱。牛乳と水を80mlずつ、バターを50g、塩2g、砂糖4gをお鍋に入れ、弱火で温めてバターを溶かします。火を止めてそこに小麦粉70gを一気に加えてよく混ぜ合わせ、そこに溶いた卵を少しずつ加えていきます。泡立て器でグルグル混ぜ続け、均一になったらまた卵を少し加え、途中少し弱火にかけたりしながらねっとり艶やかな生地を作ってください。卵が全部混ざり、生地を持ち上げて生地が落ちた後のゴムベラに残った部分が逆三角形を作っていたらシュー生地の完成。固すぎる場合はここで水を少し混ぜても大丈夫です。生地をしぼり袋に入れ、好きな大きさに絞り、表面の形を牛乳で濡らした指で整えたらパールシュガーを少し押し付けるようにシューの全体にのせ、オーブンの温度を200度に下げて20分ほど焼きます。ぷっくりと膨らみ、こんがり色づいたら、外はさくさく、中しっとりのシューケットの完成です。

大人にも子供にも大人気のシューケット。3時のおやつにいかがですか?

家庭フレンチの定番を「おやつはシューケット」

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セギュール ちえみ(DS編集部)

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パリ在住の料理好き。特にトラディショナルな料理に魅力を感じている。