JINSEI STORIES
フランスごはん日記「自宅で作ることができる、辻家定番ショートケーキの作り方」 Posted on 2024/12/13 辻 仁成 作家 パリ
某月某日、実は、今日の日記は、おやすみ。
無理してもいけないので、今日は、古いレシピをひっぱりだします。(最近は、けっこう、この手でごまかしていますが、ご勘弁を)
2021年にアップした料理教室日記から、自宅で簡単に作ることができる、ショートケーキの作り方!!!!
フランスで「ショートケーキ」は通じない。
しかし、スポンジケーキと生クリームといちごの相性は抜群なので、子供受けがいい。(古い日記なので、今は、いちごのシーズンではないから、メロンとか、桃とか、お好きなくだもので、どうぞ)
逆にフランス人の大人には、あまり、馴染みがないからか、受けない。
ショートケーキという文化がないから、逆に、珍しがられている。(これは2021年の日記なので、当時はショートケーキが珍しかった。時がながれ、2024年は、日本のショートケーキがややブームになってきています)
フランスの大人たちはガトーショコラのようなゴテゴテのケーキが好きなのだ。
ともかく、ショートケーキをササっと作ってみたい。
ササっと、作れるの?
ええ、もちろん。
スポンジケーキを作るのは時間がかかるけれど、ロールケーキの生地ならば簡単、時短でショートケーキを作ることができる。
オーブンは180度に予熱を開始し、卵を卵黄と卵白に分ける。卵白は冷蔵庫で待機させておくのだ。
でわ、ショートケーキのレシピを・・・。
ショートケーキのレシピ。
(卵黄の部分)
卵黄2個分、砂糖10g、オイル20g、小麦粉35g、牛乳大さじ2
ボールに卵黄と砂糖を入れ、泡立て器で白くなるまで混ぜ、オイルと少し温めた牛乳を加えてよく混ぜ、最後にふるった小麦粉を加え、混ぜておく。
(卵白の部分)
卵白2個分、砂糖25g
ボールによく冷やしておいた卵白と砂糖の3分の1を加えて泡立て始め、少し泡立ってきたらまた砂糖を3分の1を加えまた泡立て、最後の砂糖を入れてメレンゲにツノが立ったらメレンゲの完成となる。
卵黄にメレンゲの3分の1を加え、泡立て器でよく混ぜ合わせ、もう3分の1を加えたらゴムベラに変えて泡を消さないよう優しく混ぜ合わせる。
最後のメレンゲを加え、同じように混ぜ、全体がよく混ざったら、クッキングシートを敷いたオーブン板に生地を流し、スケッパーのようなもので表面を整え、10分から12分焼く。
焼き上がったら型から出し、粗熱が取れるまで生地の表面にラップをかけておく。
粗熱が取れたら生地を一度クッキングシートから外し、生地を2つに切る。
生クリーム150g、砂糖大さじ1を加え、泡立てる。
生地に泡立てた生クリームを塗り、半分に切ったいちごを並べ、上からまた生クリームをかぶせ、もう一つの生地で挟む。
端の部分を切りそろえ、最後に生クリームで全体を覆う。
イチゴを並べて、ミントを載せたら、季節のいちごショートケーキの出来上がりである。
どうですか?
ま、なんとなく、おいしそうなショートケーキ、じゃないですか?
こんなに簡単にできるので、ぜひ、やってみてください。
ボナペティ。
つづく。
ええと、スポンジの切れ端の部分を小さな器に入れて、残りの生クリームとイチゴをうまく盛り付けると、シェフ用切れ端パフェ、が出来上がる。
こういう食べ方も、かわいいですね。また、明日。