PANORAMA STORIES
赤土パワーが漲る、ヨルダン王国「ペトラ遺跡」で宝探し。 Posted on 2018/06/04 川端 芽衣 プランナー・Vogue Japan Blogger ドバイ
中東はヨルダン王国、北海道ほどの大きさの土地には、世界遺跡として有名なペトラ遺跡、海抜-400m死海、そして月の谷ともよばれる巨大な砂岩の塊りが連なるワディラムがある。
まるでタイプトリップしたかのような気分で、歴史を歩いて辿る国。
私が住むドバイからは飛行機で5時間。
イスラエルやイラク、シリアと面しており、きなくさい雰囲気が漂う国に囲まれているけれど、ヨルダンは比較的治安が保たれているみたい。
首都アンマンにある国際空港も、モダンな建築や庭があり、とても清潔感があって、緊張も一気にほぐれるほど。
アンマンから車で3時間、
ひたすら砂と岩の道を走り続ける。
その昔、十字軍国家のひとつエルサレム国家の一部でもあった地域(当時カラク)には城塞がのこっている。
その城塞を歩いてまわると、ビザンチン帝国時代の硬貨や原石を発掘し観光客に売っているおじいさんと出逢った。
ローマ帝国あたりの世界史が大好きだった私にとって、もう大興奮もので(本物かどうかもはや関係なく)ビザンチンの「V」と刻まれたもの、十字軍のマークが入ったもの、女性のイラストが入ったもの、それぞれの硬貨を3枚購入したのはここだけの話。
そんなふうに寄り道をしながら、ペトラ遺跡がある小さな村へ。
入り口には村の住民が水を汲みにくる場所も。
村の真ん中にある一本道を車で5分も走ると、つきあたりにペトラ遺跡の入り口が。
観光地化された清潔感のある立派な施設は、入場料も1人1万円ほど。
入場口から、ペトラ遺跡の最も有名な「宝庫」までは歩いて30分……!
お金を払えば馬車や馬に乗っていくことも。
まさにインディージョーンズの世界が広がる、巨大な岩波の目を塗って歩くこと数十分。
目の前に広がる、巨大な宝庫!!!
まさに宝探しの気分を楽しめる天然のテーマパーク。
見たことのないスケールと、インパクト。
紀元前の人が作ったというペトラ遺跡に圧倒されつつ、せっかくなので翌日の入場券も購入し、2日間連続で拝観。
早朝6時過ぎ、オープンと同時に入場すると観光客もほとんどいなく、朝の陽の光がとっても心地よい。
おすすめは俄然、朝です。
初日から、インパクトの強いヨルダン旅行がはじまりました。
Posted by 川端 芽衣
川端 芽衣
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プランナー・Vogue Japan Blogger
編集者を経て、現在コスメブランドのプランナー。作り手の見えるものが好き。University of the Arts London在学中。